2015.01.12 00:00 更新
2015.01.12 取材
往年のレトロマシンを復活させることができる、クラシックPC救済委員会の変換基板「変換番長」が買えるのは三月兎2号店。物が物だけに「対象の年齢層は高め」と語るのは原田さんだが、毎度予約分だけで売り切れてしまう人気商品なのだ。
「昨年10月に発売されるやいなや、その筋の方々に大人気になっているアイテムがこの『変換番長』。『クラシックPCをできるだけ長く、できるだけ楽しく使う』を趣旨としたクラシックPC救済委員会さんの手がける変換基板で、CFカードをSCSI/SASIインターフェイスに接続できるっていう代物です。今まで押入れで眠っていた、PC-98やX68000あたりのレトロマシンもこれで復活。待っていた方もずいぶん多かったハズです。
そもそも手元にレトロマシンが生き残っていても、HDDがお亡くなりになって使えない、というのはよくある話。いざ買おうと思っても、SCSI/SASI対応のHDDなんてもう手に入りませんからね。そこでコレの出番。CFカードを指定の容量(20MB~4GB)で仮想的に分割して、最大7台のSCSI/SASI HDDとして認識させることができるんです。本体の認識容量が許す限り、かつては夢のようだった大容量も構築OK。当然分かる方向けのデバイスにはなりますが、レトロマシンを愛する方にはかなりのオススメ商品ですよ。
店頭では「X68000 PRO」に接続して動作中。初期に展示機がお亡くなりになるトラブルもありつつ、「変換番長」×3を切り替えて試せるデモ環境が完成しました | |
外付けタイプ「変換番長 外付け仕様」も追っかけ発売。コネクタ変換アダプタとアクリルの外装パーツ、ACアダプタなどが付属します |
そして先月には外付けタイプの『変換番長 外付け仕様』(税抜18,334円)も発売されましたが、現状どちらも完売状態です。同人ハードウェアとあって生産数が少ないので、入荷しても予約分で終わっちゃうんですよ。現在大量生産中と聞いているので、もうすぐ店頭にも在庫が戻ってくると思いますが・・・確実に手に入れるには要予約(内金1,000円)。店頭では『X68000 PRO』に接続してデモってますので、まずはこちらを眺めつつ気長にお待ちください」
レジ前では、ひみつさんが描いた萌えキャラティッシュも配布中。製品にも同梱されてます |
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/