2015.01.19 11:24 更新
2015.01.19 取材
イヤホンケーブルが3線か4線かを判別できる、イヤホン改造に便利な簡易チェッカーの工作キット「切る前に… イヤホン3線4線占いキット」が三月兎2号店に入荷している。技術系サークルfixerさんが手がける製品で、価格は税抜2,500円。
この基板はいったい何に使う?実はバランス駆動イヤホンの改造に際し、3線か4線かをチェックするためというニッチな道具だったりする |
「バランス出力専用設計ヘッドホンアンプキットでありやす!」や「キチクロZ」など、バランス駆動アンプの自作キットを手がける技術系サークルfixerさんによる新型キット。イヤホンをバランス駆動させるためにはケーブルを切断して4極コネクタに改造する必要があるが、このキットではケーブルが3線か4線かを推測する“判定器”を自作できる。
イヤホンケーブルが3線だった場合は丸ごとケーブルを交換する必要があるなど、作業が面倒。その点このキットではイヤホンジャックに接続するだけで判別できるため、改造に適したイヤホンかどうかをケーブル切断前に確認できるというワケだ。
手元のイヤホンを接続すると、イエローのLEDが点灯して「3線」という判断。一方でバランス対応に改造済みのイヤホンの場合は「4線」のグリーンLEDが点灯していた | |
イヤホンジャックと電源スイッチのみという、シンプルな構成。ちなみにこのボックスは展示用サンプルのため、外装はユーザーが自作する必要がある |
プラグのGND端子からR端子にかけて微小な直流電流を流し、その抵抗で判別するという仕組み。ただし担当者によれば、「一部ヘッドホンなどでは正確に判別できない場合がある」という理由から、製品名は“占いキット”になっている。
なお、店頭には完成品のサンプル展示が行われているほか、「保証金5,000円」(返却時に返金)にてレンタルも可能だ。
店頭では少し前から始まっていた、チェッカー(完成品)のレンタル。以前は貸出用のサンプルのみだったところ、今回正式に製品化された |
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/
製品情報(fixer): http://fixerhpa.blog.fc2.com/blog-entry-297.html