2015.01.21 17:10 更新
2015.01.21 取材
Raspberry Pi Foundation(本社:イギリス)が展開している、超小型LinuxボードPCの最新モデル「Raspberry Pi Model A+」の発売がオリオスペックで開始された。販売価格は税抜2,790円。
「Raspberry Pi Type B+」(画像右)と比較すると、基板サイズの差は歴然。またリニアレギュレータの換装により消費電力も削減されているという |
Raspberry Pi Foundationが手がける、低価格・コンパクトなLinuxボードPCの最新モデル「Raspberry Pi Model A+」の店頭発売が、オリオスペックで開始された。販売価格は税抜2,790円と安価なことから、Linuxや小型ボードPCの入門機としてオススメだ。
66×56×14mmのコンパクト基板に、SoC(CPU/GPU統合)、メモリ、インターフェイス類がオンボードされている |
ネットワーク非対応の最廉価モデル「Raspberry Pi Model A」の後継モデルで、基板長を従来の86mmから66mmへと短縮し、さらなる小型化を実現。またリニアレギュレータの変更により、消費電力の削減にも成功しているのが特徴だ。
さらに拡張ボード用のGPIOピンヘッダ(26pin→40pin)や、外部ストレージスロットをSDからmicroSDに変更するなど、上位モデル「Raspberry Pi Type B+」の改善点も反映されており、サードパーティ製周辺機器との互換性も向上している。
「Raspberry Pi Model A+」ではオーディオ回路も強化されているため、メディア再生用PCとして使用するのも面白そうだ |
プロセッサはBroadcom BCM2835(CPU 700MHz/ARM1176JZFS、GPU VideoCore IVデュアルコア)、メモリは256MBを実装。オーディオ回路には低ノイズ電源が採用され、インターフェイスはUSB×1、HDMI×1、オーディオ出力×1、microUSB×1(電源用)を備える。
機能は制限されるものの、上位モデル「Raspberry Pi Type B+」より2,000円以上安価な価格設定は非常に魅力 |
文: GDM編集部 Tawashi/TEXT:GDM編集部 池西 樹
Raspberry Pi Foundation: http://www.raspberrypi.org/