iPhoneが電子キーに。3パターンの方法で解錠できるスマートロック

いざドアを開けようと思ったら鍵が見当たらないぞ？とカバンをゴソゴソする必要なし。タッチだけでアンロックできるスマートエントリーが店頭にやってきた

ドアの前でカバンをゴソゴソすることなく、タッチするだけで解錠できるドア用ロック「Kevo」が直輸入で店頭に登場した。Bluetoothでスマートフォンと連携、主にiPhoneを使って端末を電子キーとして利用することができる。海外では比較的以前から販売されている製品だが、国内での取り扱いは珍しい。

解錠する方法はきわめてシンプル。専用アプリをインストールしたスマートフォンを持っていれば、ロックに近付いてタッチするだけで解錠できてしまう。この電子キー機能は家族用に最大2つまで無料で登録（以降は約2ドルで追加）できるほか、ゲスト用に一時的な電子キーを発行することも可能。通信には軍用級の暗号化が利用されており、セキュリティ面でも安心だ。

スマホを電子キーとして利用できるほか、専用の電子キーにも対応。スマホ向けにはiPhoneとAndroid向け（ベータ版）に専用アプリが公開されている
内容物は、スマートエントリーシステムのほか、電子キーや物理キーも同梱。価格も暗証番号タイプなどに比べると、比較的お手頃な印象だ

なお、スマートフォン以外の解錠方法も担保されており、同じくタッチのみで解錠できるプラスチック製の専用キー「Kevo fob」のほか、物理キー（2つ付属）が同梱。万が一スマートフォンを紛失してしまった場合でも解錠できる。

対応機種は、iPhone 4S以降、第3世代iPad以降、iPad mini、第5世代iPod touchなどのiOSデバイス。Android向けには現在ベータ版アプリが公開されているものの、Nexus 6、Nexus 9のみとされている。

Jan-gle各店における価格は、前述の通り税抜39,800円。ただしJan-gle秋葉原本店では取材時に完売してしまうなど、すでに品薄状態になっている。

文： GDM編集部 絵踏 一
Jan-gle秋葉原本店： https://www.gdm.or.jp/shop/jan-gle/
製品情報（Kwikset）： http://www.kwikset.com/kevo/