2015.02.17 00:00 更新
2015.02.18 取材
今日のコレオシは、ツクモパソコン本店のベテランスタッフ高崎さんイチオシのマザーボード、ASUSTeK「X99-E WS」をチョイス。Haswell-Eでハイエンド構成を目論んでいるという人にこそオススメの1枚だという、そのワケを聞いてみよう。
「Intel X99 Expressマザーボードの中では一番人気のASUSTeKですが、ハイエンドモデルの代表格といえば『RAMPAGE V EXTREME』を挙げる人が多いと思います。もちろん良い製品なのは間違いないですが、個人的にプッシュしたいのが『X99-E WS』です。
まずワークステーション向けを謳っているだけあり、使用しているパーツにもこだわっています。例えばコンデンサは同社初の12Kコンデンサで、105℃環境において12,000時間の耐久性を実現。ネットワークコントローラーもサーバー系OSに対応したIntel I218LMを搭載するなど、いずれも『RAMPAGE V EXTREME』よりもコストをかけています。
また、7本あるPCI-Express3.0(x16)ですが、28レーン版「Core i7-5820K」の場合でもきっちり全てがx8動作。4-Way NVIDIA SLI/AMD CrossFireXをサポートしてくれますから、ガチガチのゲーミングマシンに仕上げたいというニーズにも応えてくれますね。
高品質パーツを惜しむことなく使用したハイエンドモデルに仕上がっている |
そしてここからが重要。LGA2011v3に独自pinを追加した「OC Socket」はもちろんサポートされていますが、問題はPCI-Express3.0の第1スロットとの距離なんです。『X99-E WS』の場合は比較的余裕があるため、大型CPUクーラーとハイエンドグラフィックスカードの組み合わせでも問題ありません。ところが『RAMPAGE V EXTREME』は干渉する場合があるんです。水冷クーラーで逃げるという手もありますが、このクラスのマザーボードの場合、大型CPUクーラーを使いたい人も多いはず。『X99-E WS』なら、干渉の心配はほぼ不要です。
CPUソケットとPCI-Express3.0の第1スロットとの距離が確保されており、大型CPUクーラーの搭載時も干渉の心配は少ない |
『RAMPAGE V EXTREME』ならではの特典も豊富ですが、X99マザーボードとしてのポテンシャルは『X99-E WS』が上ではないでしょうか。オーバークロックはせず、なるべく安定性を求めるという人には是非こちらのモデルをオススメします。ただし、1つ注意点が。フォームファクタがSSI CEBなんですね。ここはPCケースもハイエンドモデルを用意して頂きたいと思います。」
両モデルの価格差はほとんどない。購入前にじっくり検討しよう |
文: GDM編集部 Tawashi
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/
ASUSTeK Computer Inc.: http://www.asus.com/