2015.02.19 12:42 更新
2015.02.19 取材
Thermaltakeから発売された、スタックできるMicroATX対応Cube型ケース「Core V21」(型番:CA-1D5-00S1WN-00)。オリオスペックでは、実際に2台スタックしたデモ機を水冷仕様に仕上げた状態で展示されている。
「Core V21」は、標準的なCube型スタイルながら、リアパネルを除く5面全てのパネルが取り外し可能。これによりスタック設置に対応し、デュアルシステムや大規模DIY水冷を搭載したハイエンドなシステムを構築することができるのが特徴だ。
「Core V21」を縦に2台スタックさせたデモ機。オリオスペックならではの水冷仕様に | |
厚みのあるラジエターの場合グラフィックスカードと干渉する恐れも。アレコレ悩むのも、また自作の楽しみだ |
デモ機は「Core V21」を縦に2台スタック。フロント部分に2台のケースをまたぐように、Black Ice製の480mmラジエター「Nemesis 480GTS」を搭載させた。1台では当然不可能な大型ラジエターも、2台スタックさせることで搭載可能になる。
スタック時はフロント側のケースつなぎ目部分にファンが装着できず。マウンタ等を使って回避させるなど工夫が必要だ |
なお、「Nemesis 480GTS」には両面合わせて計8基の120mmファンが装着できるが、スタック時はフロント側のケースつなぎ目部分に装着することができない。そのため搭載可能な120mmファンは7基までに制限される。また厚みのあるラジエターの場合、グラフィックスカードと干渉する場合もある。そこで、今回は厚さ29.6mmと薄型の「Nemesis 480GTS」を採用したという。
冷却システムはファンおよびラジエターともに豊富に搭載可能。2台スタック時には、さらにバリエーションの幅が広がる |
「価格も安いですし、使い方のスタイルは本当に自由自在。スタックの際には、単純に2台のPCとして使うのもアリですし、1台のPCとして内部を広々使うのもアリ。マザーボードのマウント方法も変更できるなど、考えれば考えるほど、いろいろな事ができますね」(オリオスペックスタッフ)とのこと。
トップには240mmラジエターを2台まで搭載できる | |
ラジエターはサイドパネル側に移動させて搭載させることも |
デモ機では、さらに240mmラジエターをトップ部に装着しているが、サイドパネル側に移動して装着させることもできるなど、使い方は実に多彩。購入した人の環境に合わせて、さまざまなスタイルに変更できる自作テイストに溢れたPCケースになっていた。
構成の可能性は自由自在。自作を楽しむには、ちょうどいいPCケースのひとつと言えそうだ |
文: GDM編集部 Tawashi
オリオスペック: https://www.gdm.or.jp/shop/olio/
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Thermaltake: http://www.thermaltake.com/