「最新パーツもいいですが、在庫していると意外と売れるのがお手頃価格のグラフィックスカードです。そこで今回は、数年前のメーカー製PCのアップグレード等に最適、玄人志向から発売中の『GF-GT730-LE1GHD/D5』。をご紹介しましょう。NVIDIAのローエンドGPU GeForce GT 730を搭載したPCI-Express2.0（x8/x16形状）モデルになります。

玄人志向「GF-GT730-LE1GHD/D5」
カード長は159mmとほぼPCI-Express2.0のスロットと同じで、小型ケースにもぴったり。出力インターフェイスはDVI-D、HDMI×1、D-Sub×1の3系統を備える

古いPCからのアップグレード用グラフィックスカードの場合、まず問題になるのが汎用性ですが、その点『GF-GT730-LE1GHD/D5』は、1スロット仕様のVGAクーラーにロープロファイルサイズ（ロープロファイルブラケットが付属）なので、装着にあたっては全く問題はありません。メーカー製PCで多いブック型やスリムPCなど省スペースマシンの増設にもぴったりというワケです。

さらに、省スペースPCでは、採用する電源ユニットの出力が貧弱なものが少なくありません。それも公称消費電力25Wを謳うGeForce GT 730なら、オンボードGPUからアップグレードしたとしても平気でしょう。これが一つ上のクラスGeForce GT 740だと64Wまで増えますので、いかにGeForce GT 730が低燃費かお分かり頂けると思います。

世代によって全くの別物となるGeForce GT 730。購入の際は十分に確認しておきたい

ちなみにGeForce GT 730には、Fermiコア版、KeplerコアDDR3版、KeplerコアGDDR5版の3種類がありますが、『GF-GT730-LE1GHD/D5』が採用するのは最上位のKeplerコアGDDR5版になります。720p程度であれば、『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』や『ファンタシースターオンライン2』あたりのプレイも可能ですね。まだまだ古いPCを続けて使いたいという人は、一度検討してみてはいかがでしょうか。

文： GDM編集部 Tawashi
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