2015.03.12 00:00 更新
2015.03.12 取材
株式会社サードウェーブデジノス(本社:東京都千代田区)は2015年3月11日、株式会社デジカ(本社:東京都武蔵野市)とタッグを組んだ「GALLERIA Steamクライアントプリインストールモデル」の出荷開始を発表した。先月末にオープンしたばかりのGALLERIA Loungeで行われた、プレス向け発表会の模様をお伝えしよう。
世界最大級を誇るPCゲーム配信プラットフォーム「Steam」に、「GALLERIA」ブランドのPCが標準対応。本日より、ほとんどの機種にクライアントソフトがプリインストールされる |
Valve Corporationが運営する「Steam」は、総会員数1億2,500万人超、販売ゲーム数4,500タイトル超を擁する世界最大級のゲーム配信プラットフォームだ。日本人ユーザーは総ユーザー数の5%ほどを占めると予想されており、すでにSteamに触れたことがあるというゲーマーも多いことだろう。
会場には、Steamクライアントがインストール済みのゲーミングPCとノートPCが展示されていた |
今回サードウェーブデジノスから発表されたのは、完成品PCとしては恐らく国内初となるSteamクライアントソフトのプリインストールモデル。ユーザー自身がインストールする手間が省けるとともに、Steamユーザーであれば購入済みタイトルをすぐさまダウンロードしてプレイすることができる。初心者にとっても、Steamの豊富なラインナップに手を伸ばす敷居がグッと下がるに違いない。
対象機種は、ゲームタイトル推奨モデルをのぞく「GALLERIA」ブランドの全製品。実に現行ラインナップの過半数がSteam標準対応モデルになるというワケだ。
Steamを運営するValveには、デジカを介してアプローチ。「PROスチーマー」の運営のほか、日本円決済API「Komoju」も同社が手がけている | |
株式会社デジカより、代表取締役社長のジャック・モモセ氏(右)とビジネスデベロップメント部長の岩永朝陽氏(左)がゲストとして登壇した |
また、今回の取り組みは、Steamウォレットコードを販売するValve認定「PROスチーマー」の運営で知られる、株式会社デジカとのタッグで実現した。「コンビニ決済」に代表される日本向けに最適化された決済システムを提供する同社により、新たにWebMoney決済もSteamに対応。2014年8月にSteamが同社の決済API「Komoju」を採用したことにより、本格的な日本円決済サービスもスタートしている。
よりSteamが身近で利用しやすくなる取り組みが進められていく中で、今回のプリインストールモデル発売は、ハードウェア面からSteamの裾野を広げるきっかけになりそうだ。
プリインストールモデル発売を記念し、WebMoneyプレゼントのキャンペーンも。キャンペーン対象となるのは、ハイエンドモデル2機種だ |
なお今回の発売にあたり、サードウェーブデジノスではラインナップ中の2モデルを対象にした「Steam搭載記念キャンペーン」も11日より開始。Core i7-4790+GTX 980搭載のプラチナモデル「GALLERIA XG」(基本構成売価税抜179,980円)とCore i7-4790+GTX 970搭載のゴールドモデル「GALLERIA XF」(基本構成売価税抜149,980円)が対象で、購入者には「WebMoney」500円分(先着300名)がプレゼントされる。
本日の受注分より、Steamクライアントプリインストールモデルの販売がスタート。店頭ではキャンペーン対象モデルの実機も展示されている |
文: GDM編集部 絵踏 一
GALLERIA Lounge(ドスパラ): http://www.dospara.co.jp/