2015.03.15 04:01 更新
2015.03.14 取材
世の中ホワイトデーだった2015年3月14日(土)、ツクモパソコン本店4Fイベントスペースにおいて、クリエイター集団「つくる女」の声優・山下まみさん、漫画家・羽生麻里さんによる自作パソコンを組み立てるイベント「女の子があなたのパソコンをつくっちゃうじょ!」が開催された。果たして無事にPCを組み上げることができるのか。9回目となる今回もいろいろな意味でハプニング満載のイベントとなり、会場は大いに盛り上がった。早速、その模様をお伝えしていこう。
すでに9回目を数える、女性だけのクリエイターチーム「つくる女(つくるじょ)」によるツクモパソコン本店でのイベント。今回は視聴者の中から、「つくる女」にパソコンを組んで欲しい人を募り、2時間以内に組み立てを行うという内容だ。なお当日の模様はニコニコ生放送で中継が行われた。
2台の「らくらく組み立てキット2」を前に、じゃんけんで作るPCを決定 | 今回進行役を務めたのは、つくる女の大河原あゆみさん。手に持っているのは事前に3Dプリンターで作った「つくる女プレート」だ |
組み立てに使うのは、CFD販売株式会社の「らくらく組み立てキット2」(型番:RAKU-KIT-7850)。APU、マザーボード、メモリなど主要パーツ6点の他、予備知識や組み立て、OSのインストールまでを網羅したオリジナルマニュアル「らくらく組立てマニュアル2」が同梱。PCケースを用意すれば、すぐにPCを組み立てることができる。なお、PCケースは、組立希望者が選んだNANOXIA「Deep Silent 4」とLIAN LI「PC-A41A」だ。
いよいよ自作スタート。真剣な表情でAPUを取り付ける羽生麻里さん |
まずは開封。冒頭、山下まみさんから「ケース(空箱)を大事にとっておくタイプですか」と組立希望者に質問が。「いいえ」と答えると、APUのパッケージを豪快に破り中身を取り出すという荒技で会場の笑いを誘っていた。一方の羽生麻里さんは、スペーサーを固定するのに苦労してなかなか前に進まないという事態に。
APU「A10-7850K Black Edition」のパッケージが可哀そうなことに・・・ | 日本AMD株式会社の井戸川氏(右)と日本ギガバイト株式会社の岡田氏(左)がサポート役で参加 |
「光学ドライブが入らないよ~!」と唖然とする山下まみさん |
順調に組立を進めていく山下まみさんだったが、ここにきて専用トレイに取り付けるHDDを逆に付けてしまうハプニングが発生。会場の人から優しく指摘してもらい、危うく難を逃れるという場面もあった。
羽生麻里さんはスペーサーの取り付けにてこずり、ここまで来てまだマザーボードを固定しているという状態。残りの放送時間は1時間、果たして無事にPCは組み上がるのだろうか。
マニュアルを読みながら組立を進めていく | スペーサーがなかなかつけられないと苦労している羽生麻里さん |
放送開始から1時間25分。まずは、山下まみさんのPCが組みあがった。会場内から「燃えるかもよ~」と脅されながらも恐る恐るスイッチを入れるが案の定、起動しない。関係者に「初期不良か?」と一瞬緊張が走るも、よく見るとマザーボードにスイッチケーブルをつなぎ間違えていたというミスが判明。改めて接続し直すと無事に起動し、会場から安堵の拍手が起こった。
「できたー!!」とガッツポーズ。無事電源もついて一安心 | 山下まみさんが作ったPC。初心者にしては上出来 |
一方の羽生麻里さんはゆっくりマイペースながらも確実に組み立てていく。裏配線もしっかりと行い完成度の高いPCが出来上がった。こちらは一発で電源も入り拍手喝さい。勢いに任せて進める山下まみさんと、一歩一歩確実に進めていく羽生麻里さん。対照的な二人のキャラクターがはっきりと出た、面白い組立実況となった。
羽生麻里さんのPCも無事電源が入って大喜び | こちらは羽生麻里さんが作ったPC。ケーブルの盛り上がり具合がポイントらしい |
さて、PCも完成したところで、いよいよケースのサイドパネルに絵を描くことに。山下まみさんは巷では“画伯”と呼ばれるほど、オリジナリティあふれるイラストを描く。1枚目のお題はAMDの非公式応援キャラクター「愛真田心」だが、書き始めると同時に、会場のあちこちから歓声や悲鳴が聞こえてくる。出来上がった絵は、かなりショッキングな作品となった。続けて描いた、2枚目の「自画像」もかなりの傑作だ。
出来上がった作品に満足げな山下まみさん。しかし周りの反応は・・・ | これが「愛真田心」??さすが山下まみ画伯です、独特の世界観は誰にも真似できないでしょう |
漫画家の羽生麻里さんは、4コマ漫画をサイドパネルに描いていた。ストーリーも自作PCにちなんだものとなっていて、さすがにプロと感心させられる作品に。最後は、2人のサインを描き入れ、3Dプリンターで作成した「つくる女」のプレートを貼って完成。今回のイベントも、会場は終始笑い声が絶えない、なごやかな雰囲気で幕を閉じた。
羽生麻里さんはプロの漫画家。かわいい4コマ漫画を短い時間で描く技量はさすが | |
2枚とも無事完成。しかし2人の作品のギャップがすごい |
文: EGcast くろすけ
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/
つくる女: http://tukurujyo.com/