2015.03.21 03:41 更新
2015.03.21 取材
自作PCのプロ達が日常を過ごす、こだわりのプライベート空間を毎週お届けしていく「自作派たちのPC周り」。先週に続き、今回も仕事場編をお送りする。パソコンハウス東映を訪れた人なら、一度は見た事があるだろう、これぞある意味究極の省スペースPC。同店スタッフのMさん専用のPC周りを紹介しよう。
「週末ともなると、お世辞にも広いと言えない店内はお客様でいっぱいになります。できるだけ邪魔にならないように接客をしたいと思っていますが、奥のカウンターに皆で並んでいるわけにもいかず。また、普段はフロアに立ちながらPCを使って仕事をしたい。そんなワケで誕生したのが、この「立ったまま使えるPC」です。
Mさん専用PC。キャスター付きラックを使った、ある意味究極の省スペースPCだ |
使わない時(お休みの時)はそのまま収納。出勤している時には、隙間にスッポリと収まって仕事をしています。この空間にいると意外と落ち着いて仕事ができ、発注業務はもちろん簡単なウェブの更新作業なども快適にできるんです。
パソコンハウス東映の日常的な光景のひとコマ |
空いているスペースは幅が約60cm。そこで用意したのが幅が約45cmのキャスター付きラックになります。これにLian Li製のベンチ台ケース『PC-T7B』を設置してMini-ITXベースのPCを組みました。CPUは『Core i3-2100T』で、チップセットはZ68。SSDにIntelのmSATAモデル『SSDMAEMC080G2』を使っています。かれこれ4年くらいは経っているPCですが、普段の作業はこれで十分ですね。これとは別にパーツ/サポート検証用のPCを、やはりMini-ITXベース(ASUS『H81T』)で組んでいますが、こちらはほぼ使っていません。
Lian Li製のまな板で組んだMini-ITXベースのPC | |
Cooljag製のブロアータイプのCPUクーラー(型番不明)がしぶい | サポート検証用に使うシステムはあまり使わない |
入力デバイスはスペースの関係上、キーボードがテンキーレスのFILCO『Majestouch Linear R Limited Edition』を使用。これに発注時など、必要な時だけ使うエレコムのUSBテンキーパッド『TK2-UF2BHSV』を組み合わせます。マウスはKensington『Orbit Wireless Mobile Trackball』ですね。ちなみに、ここにあるパーツは全て自分で購入したパーツ。今見ると、意外にありますね。そんなワケで、普段は隙間にハマっている私ですが、質問等ありましたらお気軽にお声掛けください。お会計以外はこちらでも承りますよ」
液晶ディスプレイは当然ビポットスタイル | |
各種入力デバイスもできるだけ省スペースなものを利用する |
文: GDM編集部 Tawashi
パソコンハウス東映: https://www.gdm.or.jp/shop/phouse-toei/