2015.03.31 01:01 更新
2015.03.31 取材
日本ギガバイト株式会社(本社:東京都千代田区)は2015年3月30日、東京秋葉原にてプレスイベントを開催。旭エレクトロニクス株式会社(本社:東京都新宿区)との国内正規代理店契約締結を発表した。これにより、今後国内におけるGIGABYTE製マザーボードは、既存代理店の株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区)との2社体制で販売が行われることになる。
日本ギガバイト株式会社および旭エレクトロニクス株式会社は、30日に開催されたプレスイベントにおいて、コンパクトPC「BRIX」シリーズを含め、GIGABYTE製マザーボードについての国内正規代理店契約締結を発表した。
会場では旭エレクトロニクスの代表取締役会長深町 光宏氏が登場。Intelやマイクロソフトの代理店業務を行う同社は、新たにGIGABYTE製品を加えることについて「PC DIY市場の活性化とGIGABYTE製マザーボードのシェア拡大を積極的に目指していきたい」と意欲を語った。
旭エレクトロニクス株式会社 代表取締役会長の深町 光宏氏 | GIGABYTE台湾本社の副社長を務めるHenry Kao氏 |
続いてGIGABYTE台湾本社の副社長を務めるHenry Kao氏が登壇。マザーボードメーカーでは唯一台湾国内に自社工場を構え、日本市場向けに販売されているGIGABYTE製マザーボードの多くは「品質にこだわった台湾製造」である点を強調した。
また世界的に見た最近のPC DIY市場は「非常に健全かつ安定している」とし、「スマートフォンやタブレットの普及は、それをコントロールするデスクトップ市場も押し上げている」と解説。Intelが今年リリースを予定しているSkylakeに備えた準備も順調なようで「2015年後半に発売予定の新製品についても、高品質なものを安定して供給していく」と語った。
なお3月20日付プレスリリースでお伝えした通り、グラフィックスカードや周辺機器、サーバー関連製品については、今後もCFD販売株式会社(本社:愛知県名古屋市)が代理店業務を継続することになる。
ちょっとしたサプライズとして発表されたのが、Intel X99 Expressチップセットを搭載した「CHAMPION SERIES」の国内投入だ。GIGABYTE OC Labで開催されたオーバークロックセッションで、数多くの世界記録を樹立したIntel X99 Express搭載オーバークロックマザーボードで「2015 International CES」に合わせて正式リリースされていた。
CORSAIR製の限定版メモリと組み合わせることでDDR-3400動作を実現する「GA-X99-SOC Champion」 |
DDR4-3333までの動作検証を行っている「CHAMPION SERIES」だが、「GA-X99-SOC Champion」では独自にDDR-3400までのXMPプロファイルに対応。CORSAIRが選別したDDR4メモリ「CORSAIR Limited Edition Orange Dominator Platinum」キット(国内発売未定)と組み合わせる事でDDR-3400動作を実現するという。
なお、日本ギガバイトの担当社によると、どのモデルかは「確定していない」としながら、「5月以降に日本市場向けに発売することが決まっている」とのこと。合わせてCORSAIRのDDR-3400対応メモリの発売も調整していきたいという。
「GA-X99-SOC Champion」 | 「GA-X99-Gaming 5P」 |
「GA-X99-UD4P」 | 「GA-X99-UD3P」 |
文: GDM編集部 Tawashi
日本ギガバイト株式会社: http://www.gigabyte.jp/
旭エレクトロニクス株式会社: http://www.aec.co.jp/