PCのキーボードでテキスト入力、データ転送もお手軽に

離れた場所に置いたスマホを目の前の画面で操作できる、便利なUSBアダプタが登場した。価格も2,980円とお手頃なため、Androidユーザーはぜひ試してみたい

スマートフォンをカバンやポケットの中に入れたまま、PC画面で操作できるAndroid向けのUSBアダプタ。メール作成やSNSへの書き込みにPCのキーボードを利用できるほか、ドラッグアンドドロップによるお手軽なデータ転送にも対応している。

まずPCにアダプタを接続すると、自動でインストーラーが起動。操作ソフト「Android Shadow」のインストールが開始される。その後microUSBケーブルでアダプタとスマートフォンを有線接続することで、スマートフォン側にもアプリがインストールされ、PCの画面上にスマートフォン画面が表示されるという流れだ。

なお、初期設定時は有線で接続する必要があるものの、ソフト上でワイヤレス（無線LAN）接続に切り替えることもできる。また、通信にはアプリ開発者向けの「USBデバッグモード」を使用する仕組みのため、接続前に端末側でUSBデバッグをONにしておく必要がある。

アダプタには有線接続用のポートも搭載。ただしソフト上での設定後は、ワイヤレスで接続することも可能だ

ソフト上では「電源ボタン」や「ホームボタン」、「左右スワイプ」「キーボード」などのメニューや、アプリアイコン自体をクリックすることでスマートフォンを操作できる。ウインドウへのドラッグアンドドロップで端末にデータ転送できるほか、逆にPCへのデータコピーも可能。キーボード入力やワイヤレス接続によるカメラ操作など、できることは多い。

PC側はWindows 8.1/8/7(64/32bit)に対応。スマートフォンはAndroid 4.1以降でUSBデバッグを有効にできる端末で、なおかつメモリ1GB以上、非Intelチップ搭載機種に対応する。

メール作成やSNSへの書き込みも楽ちんに。ただし機種によっては相性が発生する場合もある点には注意が必要だ。ちなみにあれこれ初期設定が必要なため、ミョーな使い方はできない。れっきとした便利アイテムなのです

イオシスによれば正常動作確認済み端末として「Xperia Z3 Compact SO-02G」や「Nexus 5」、「GALAXY Note SC-05D」などを挙げているほか、逆に「LG Optimus it L-05D」や「HTC J ISW13HT」ではマウスモードが使用できなかったとのこと。製品の性質上相性問題はサポート対象外となるため、この点には注意が必要だ。

文： GDM編集部 絵踏 一
イオシス アキバ路地裏店： https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-rojiura/
製品情報（イオシス）： http://iosys.co.jp/cgi-bin/zaiko_list/item.php?GN=81831