2015.04.10 11:23 更新
2015.04.10 取材
最大3基のオペアンプを搭載し、ボタン1つで任意に切り替えることができるポータブルアンプ「オペアンプ切り替え可能 ポータブルヘッドフォンアンプ」(型番:KP-HAMP61)が共立プロダクツから発売。三月兎2号店にて店頭販売が始まっている。価格は税抜22,000円。
オーディオマニアならこだわりがあるであろうオペアンプを、なんと最大3基搭載。ボタン1つで切り替えできる異色のポータブルアンプが登場。音源に合わせて手軽にスイッチすることができる |
手軽に音質をアップグレードしたり、音源や気分に合わせて“音の味付け”を変えて楽しめるポータブルアンプ。オペアンプICソケットが3基実装されたモデルで、最大3基のオペアンプを搭載、ボタンを押して切り替えることができる。メーカーが「世界で唯一」と謳う機能で、オーディオマニアをワクワクさせてくれるユニークな特長だ。
メーカーいわく「世界初」のユニークな機能。3基それぞれは並列に繋がっているわけではないため、通電中以外のソケットは電源を落とさずに挿し替えることもできる |
出荷時には「LM4558DD」(ローノイズ版)が実装されており、そこへさらに市販のオペアンプを追加できる。それぞれのオペアンプは電源共用ボタンを押して切り替えることが可能(長押しで電源ON/OFF)で、「左/中央/右」のオペアンプに切り替わるごとに「緑→黄→赤」とフロントのLED表示が変化する仕組み。
スイッチされることで完全に電源・音の流れが切り替わるため、複数のオペアンプが実装されていれば、他の2個は電源を切らずに挿し替えることもできる。
インターフェイスが集中するフロントには、電源共用の切り替えボタンを搭載している | |
どのオペアンプを使用しているかは、LED表示で判断できる。ボタンを押すごとに「緑→黄→赤」の順で変化するぞ |
実装可能なオペアンプは、形状が8pinDIPタイプで2回路入りであること、静止時の最大消費電流が15mA以内など。メーカーでは「MUSES8820」「MUSES02」「OPA2604」などが推奨モデルとして挙げられている。(ちなみに「MUSES01」は非対応)
なお、入出力端子は3.5mmステレオミニプラグ(3極プラグ用)で、適合イヤホンは16Ω~、入力インピーダンス100Ω、出力60mW(16Ω)。動作電圧は最小4.7V~最大6.5V、動作電流は動作時平均50mA/スタンバイ時0.02mA。単4電池×4で動作し、5分間音量を検出できない場合は自動的に電源をOFFにする機能も搭載している。
電源は単4電池×4本。なお、店頭に用意されるデモ機は内部が確認できるシースルー仕様になっている |
文: GDM編集部 絵踏 一
製品情報(共立プロダクツ): http://prod.kyohritsu.com/KP-HAMP61.html
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/