2015.04.20 00:00 更新
2015.04.20 取材
自作PCのプロ達が日常を過ごす、こだわりのプライベート空間を毎週お届けしていく「自作派たちのPC周り」。今回ご登場いただくのは、ツクモパソコン本店のサーバー・ワークステーションフロア担当スタッフ本井さん。ロフトベッド下の空間を利用したデスク周りは、一見するとスッキリした印象。ところが、20以上のデバイスがネットワーク化されているという。
「もう15年くらい前でしょうか。実家にADSLが開通した頃から、サーバーを作っては試行錯誤するのが趣味のようになっています。PCは全部で8台あり、そのうち3台をサーバーとして運用中です。
一見すると普通のデスク周り。デスクトップも広く、作業スペースが確保されている |
普段ゲームはほとんどせず、TVや動画観賞がメインですね。液晶ディスプレイは、一番右がLG『L245WP-BN』、中央がEIZO『FlexScan HD2452W』、左がTVでSHARP『LC-19K7』。『LC-19K7』はサーバー類の液晶ディスプレイとしても使用しています。なお、机の奥には液晶ディスプレイの台座も兼ねた収納ボックスを設置。デスクトップが広く使えるうえ、収納にも便利なので気に入った配置です。
TVを含めた3画面構成。デスク奥に液晶ディスプレイを設置している点がポイントだ | |
こちらがデスク下のスペース。液晶ディスプレイ台も兼ねた収納ボックスが活躍しているのが分かる | 愛用するマウス「MX-1100」のレシーバやMac用キーボードのBluetoothドングルはデスク下に設置。こうすることで、ピカピカ光っても気にならないのでオススメとのこと |
デスクと反対側にはサーバー機やMacを設置しています。Antec『Mini P180』を使った右端のマシンが、Athlon II X4 615eを搭載したWebサーバー。Linuxをとっかえひっかえしており、TurboLinuxやRedHat Linux、Debian/GNUを経て今はCentOSに落ち着いています。
Fractal Design『Define R4』を使った左端のマシンがファイルサーバーで、CPUにはCorei7-4790を搭載しています。OSはWindows Server 2012 R2で、将来的にはHyper-Vでwebサーバーも束ねてしまいたいと思っています。
3台並んだマシンの左右2台はサーバー機 |
ネットワークに繋がるものはとにかく繋いでおきたい性分のため、スイッチ周りはこうなっちゃいました。プリンターもUSBだと繋ぎ替えが面倒なので、有線LANポートが付いている『EP-807A』を採用。PCやNASも含めて約20台ほどのデバイス類をネットワーク化しています。気になったルーターやハブは、どうしても購入して使ってみたいんですよ。最近、数台処分しましたが、ストックはご覧の通りです。
バッファロー製スイッチ「BS-G2116U」やNEC製VPN対応高速アクセスルータ「UNIVERGE IX2015」を使いきる環境を構築。未使用のストックも数台ある |
メインPCのケースは、Antec『P180』。CPUはCore i7-950で、メモリは40GB。一部をRAMディスクにして、よく使用するソフトのインストール先とキャッシュに割り当てています。ゲームはほとんどしませんので、グラフィックスカードには静音性重視でELSA『ELSA GeForce GTX 650 Ver.2 S.A.C』を搭載していますがこれで十分ですね。
メインマシンは手堅い仕様ながら、メモリは合計40GBを積む | |
実はサーバーとして動いているというShuttle「XS35V2」。「NUCもいいですが、このサイズで縦置き、さらに2.5インチが最大2台搭載できる点を評価しています」とのこと | キーボードはタッチが好みというApple Wireless Keyboardを2台使用している |
あとはそうですね、『Raspberry Pi Type B+』にヒートシンクを追加で取り付け。千石電商さんで購入したケースに入れてNTPサーバとして運用中です。『Raspberry Pi 2 Model B』もあるのですが、こちらは用途を検討中。ちょっと面白いことに挑戦中ですので、完成したらまた紹介させてください」
NTPサーバとして運用中の「Raspberry Pi Type B+」 | 現在鋭意用途を検討中という「Raspberry Pi 2 Model」 |
趣味のロードバイクで使う愛車はFELT製。休日はこれで遠出することも多いそうだ |
文: GDM編集部 Tawashi
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/