2015.04.22 16:38 更新
2015.04.22 取材
空冷最強メーカー、Noctua(RASCOM Computerdistribution/本社:オーストリア)ブランドの最新ロープロファイルCPUクーラー、「NH-L9x65」がアキバに登場。販売ショップはオリオスペックで、価格は税抜7,430円。
Mini-ITXフォームファクタでは最高クラスの冷却性能を実現したロープロファイルクーラー「NH-L9x65」 |
「NH-L9x65」は、全高を65mmに抑えたロープロファイル設計のトップフロー型CPUクーラー。ヒートシンクサイズをギリギリまで削減することで、Intelプラットフォームにおける、メモリソケットのクリアランスを100%確保。さらにLGA115xプラットフォームでは、グラフィックスカード(拡張カード)との物理的干渉も抑えられており、Mini-ITXフォームファクタのマザーボードとのマッチングに最適だ。
ヒートシンクのサイズは高さ51mm、縦・横はわずか95mmしかなく、メモリスロットや拡張スロットとの干渉が抑えられている |
冷却ファンはSSO2ベアリングを採用する、92mm口径静音ファン「NF-A9x14 PWM」を搭載。回転数は定格で600rpm±20%~2,500rpm±10%、騒音値は23.6dBA、エアフローは最大57.5m3/h。なお付属の減速アダプタ「L.N.A」を経由させることで、それぞれ1,800rpm±10%、14.8dBA、40.8m3/hまで下げることができる。
静音動作の肝となる冷却ファンは92mm口径。付属の減速アダプタ「L.N.A」を経由させることで、騒音をさらに低減できる |
また受熱部には熱離れの良いニッケルメッキの銅製ベースを採用。さらにφ6mm×4本のヒートパイプが実装され、ヒートシンク全体に素早く熱を拡散することで、コンパクトながらLGA2011v3(ケース内のエアフローに注意は必要)にも対応する、高い冷却性能を実現している。
銅製の受熱ベースにはφ6mm×4本のヒートパイプが搭載され、ヒートシンク全体に効率よく熱を分散する |
外形寸法はW95×D95×H65mm、重量413g。対応ソケットはIntel LGA2011 /2011-v3 /1156 /1155 /1150、AMD Socket AM2 /AM2+ /AM3 /AM3+ /FM1 /FM2 /FM3。なおこのモデルについては「エルミタ的一点突破 Vol.36」において詳細レビューをお届けしているので、合わせて参照いただきたい。
文: GDM編集部 Tawashi/GDM編集部 池西 樹
RASCOM Computerdistribution(Noctua): http://www.noctua.at/