2015.05.18 00:01 更新
2015.05.18 取材
自作PCのプロ達が日常を過ごす、こだわりのプライベート空間を毎週お届けしていく「自作派たちのPC周り」。今回ご登場いただくのは、ツクモパソコン本店のベテランスタッフ岩澤さん。ゲームも動画観賞も楽しめるPC周りながら、気になるのが別の部屋で稼働中というサーバーマシンだ。
「趣味のゲームと動画観賞がメインのPC周りです。液晶ディスプレイは4台使っており、左がニコニコなど動画視聴用の三菱電機『RDT232WX(BK)』、中央がゲーム用のASUSTeK『PB278Q』、右がWeb観覧用のBenQ『XL2410T』、中央上がTV視聴用のEIZO『FORIS FS2332』という構成。ちなみに、中央のゲーム用以外は、グラフィックスカードに『GeForce GT 640』を搭載したサブPCから出力しています。
岩澤さんのデスク周り。場所は都内某所にあるツクモ電機の寮だ |
ポイントと言うほどでもありませんが、左の液晶ディスプレイ以外はすべてERGOTRONのモニターアームを装着しています。ちょっと集中したい時に、グイッと前に出す事ができるようにしており、ゲームをする際もハンコンとの距離調整が非常に楽なんですね。ゲーム用液晶ディスプレイだけでも、モニターアームを取り付ける事をオススメします。
ゲームプレイの際には、手前に引き出す事ができるため、液晶ディスプレイとの微妙な距離感も調整できる | |
液晶ディスプレイ背面の様子。メタルラックとモニターアームを組み合わせて装着。PC背面にスペースを設けることで、排熱もうまく処理できるという |
周辺機器は、メインのキーボードがREALFORCE。マウスはご覧の通りですが、実はこの配置のまま、普段も使っているんですよ。なるべくハイセンシ設定にしてFPSやMMOをプレイしていますが、友人が遊びに来ると『すげー使いずらい』と皆文句を言ってますね。
メインマシンはPCケースがCORSAIR『550D』、CPUがCore i7 3930K、マザーボードが『Rampage IV Formula』、グラフィックスカードが『GeForce GTX 780』。SSDを3台搭載し、OS用と重たいゲーム用と分けて運用していますが、先日発売された『GTA5』はそれでもロードがとても長いですね。話題のNVM Expressを導入するなど、どうにか改善したいところです。
メインマシンは水冷仕様ながらハイエアフローな構成。しっかり冷却してくれそうだ |
そういえば、フットペダルも使っています。ひとつ(右)はスピーカーの電源用。ボイスチャットをする際に、再生中の音を聞こえなくするためです。もうひとつ(左)はニコ動の停止ボタン(スペースキー)に割り当てています。ゲームの待ち時間中に視聴し、始まったら即停止というわけです。
かつてアキバの店頭でも大ヒットしたフットペダルが活躍中。使用頻度の高い単純操作を割り当てると、非常に快適だという |
PCは計4台が稼働中で、そのうち2台はサーバーとして別の部屋で24時間稼働をしています。設置場所は風呂場。もちろん風呂場といっても脱衣所のほうですが、なぜかって理由は単純。とにかく、暑くてうるさいんです。ZALMAN製PCケース『MS800 Plus』に、iStarUSA製5.25ベイ内蔵リムーバブルラックを4台装着。合計9台のHDDが動いていますからね。あまりにうるさいので、Antecを参考に自作のトップパネルとフロントパネルを装着してみました。効果は微妙ですが・・・。
RAIDカードを搭載したファイルサーバー兼ボイスチャットサーバーマシン。マザーボードはASUSTeK「P8B-WS」で、かれこれ約4年間連続稼働中。自作のカバーも確認できる(写真右)。なお、右に設置してある小さなPCはマインクラフトなどのゲームサーバーをvmware esxiやHyper-V Server 2012 R2で使っている |
HDDはパーツショップの店員として、各メーカーの耐久性がどんなものなのか気になるので、あえて混ぜこぜで使っているんですよ。構成はWestern Digitalの『REDシリーズ』と、『Purpleシリーズ』、HGST、東芝、SeagateをRAID6で運用しています。データ損失が心配な人にはオススメしませんのであしからず。なお、今回の撮影にあたり、サーバーの消費電力を計測したら2台合わせて平均150Wでした。月々の電気代が1万円を超えているのが最近の悩みですね」
ネットワーク機器も充実。ASUSTeKの無線LANルーター「RT-AC68U」は、電波干渉を考慮しメタルラックには設置していない |
文: GDM編集部 Tawashi
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/