2015.05.26 00:01 更新
2015.05.26 取材
VAIO株式会社(本社:長野県安曇野市)は2015年5月25日、新たにリリースされたメインストリーム向けモバイルノート「VAIO Pro 13 | mk2」のプレス向け発表会を六本木ヒルズで開催した。会場はそのままVAIOの最新製品が試せる「VAIO Cafe」へと変身、5月29日(金)まで自由にタッチアンドトライを楽しむことができる。
六本木ヒルズ内のヒルサイド2F「Hills Cafe/Space」は、期間限定の体験型カフェ「VAIO Cafe」に。最新VAIOを試しつつ、トップクリエイターのトークショーを楽しめる |
25日9時にリリースされた新型モバイルノートをお披露目する、プレス向けイベントが六本木ヒルズにて開催。会場となったヒルサイド2Fの「Hills Cafe/Space」は、イベント後に体験型カフェ「VAIO Cafe」としてオープンした。カフェ奥の壁面には、VAIOブランドの最新製品たちが勢揃い。来場客はスタッフの解説を受けつつ、その魅力を直に試すことができる。
「VAIO Cafe」は5月29日(金)までの期間限定で、カフェ内のステージでは連日クリエイターを招いたトークショーを開催。アニメ監督の神山 健治氏をはじめ第一線で活躍するクリエイターたちによる、密度の濃いトークが日替わりで繰り広げられる。また、カフェではVAIOロゴのラテアートをあしらった「VAIOラテ」が味わえたりと、ユニークなサービスも展開される。
フロアの一角には、現行のVAIO最新モデルが一堂に並べられている。期間中はVAIOスタッフが常駐し、各製品のあれこれを直接答えてくれる | |
カフェに行ったら注文したい、VAIO仕様のラテアートが施された「VAIOラテ」。VAIOロゴ入りの限定Tシャツや名刺入れなど、グッズの販売も行われる |
VAIOブランドノートの新メインストリームとして登場した「VAIO Pro 13 | mk2」。日常的にモバイルできる軽量ボディに堅牢性、本体のみで事足りる使い勝手の向上を目指した |
当日の朝に発表されたばかり、VAIOブランドのメインストリーム向けノートPC「VAIO Pro 13 | mk2」も会場に設置されている。昨年7月に発売された「VAIO Pro 13」の後継にあたる13.3インチモデルで、デザインはそのままに強靭さと使い勝手を向上させた。
製品開発にあたり、筐体をゼロから再設計。ハウジングにマグネシウム合金を採用したほか、マグネシウム削りだしのヒンジやモノコック構造的な底面設計により、あらゆる負担に耐える堅牢性を目指した。製品化にあたっては、フラッグシップ「VAIO Z」に課される過酷な品質試験もクリアしている。
LCDハウジング(天板)の素材をマグネシウム合金に変更したほか、各所の剛性を高め構造的な強靭さを獲得。国内ビジネスマンのニーズに応え、D-Sub出力と有線LANも復活させた |
また、国内のビジネスマンからのリクエストを取り入れ、既存モデルから仕様を一部変更。「グローバル展開を考慮して削除していた」(担当者)というD-Sub出力や有線LANポートが復活、変換なしで使用できるようになった。10時間前後という長大なバッテリーライフや重さ1kgあまりの軽量デザインも相まって、「ノート本体だけを持ち歩くスタイル」を提案している。
さらに静音性や視認性が改善したという「VAIO Z」同等の高精度キーボードを採用したほか、配置と形状を一新した2ボタンタッチパッドなど、改善点は多数。ビジネス向けのモバイルノートとして高い完成度を実現した。
なお、ディスプレイはフルHD対応の13.3インチ液晶で、Core i3-5005U搭載の「シルバー」とCore i5-5200Uを搭載する上位モデル「ブラック」をラインナップ。6月11日より発売が開始される。
キーボードはフラッグシップ同等で、誤入力防止のためタッチパッドも旧来のデザインに。ブラック(上位)とシルバーの2モデルにて、来月に発売が開始される |
多数のトップクリエイターに製品テストを依頼し、要望を取り入れつつ完成したWindowsタブレット「VAIO Z Canvas」。徹底したクリエイター向けの使い勝手が追求されている |
また、会場にはクリエイター向けの機能を満載させたハイエンドWindows 8.1タブレット「VAIO Z Canvas」も登場、注目を集めていた。昨年10月に試作機が完成してから、多数のクリエイターの要望を取り入れつつ、先週に詳細な仕様がリリース。すでに開発に参画したトップクリエイターの面々から“究極の道具”と高い評価を受けている。
Core i7やIris Proグラフィックス、PCIe Gen3のSSDなどデスクトップ匹敵のハイスペック構成を1kgあまりの軽量ボディに搭載。Adobe RGBカバー率95%の高精細2K液晶や、1,024段階の筆圧検知に対応するN-trig製ペンなど、クリエイターにデスク上に縛られない創作活動を提供する。
文: GDM編集部 絵踏 一
VAIO株式会社: http://vaio.com/