2015.06.01 00:00 更新
2015.06.01 取材
サンコーのレアモノショップ店長にして、アキバのあちこちと繋がるアキバブロードキャスターなササキチがお送りする「アキバガジェット」。今回はちょうど今日から正式オープンを迎える、JR秋葉原駅すぐのオープンスペース「秋葉原工作室」にお邪魔します。モデラー理想の環境がワンコインから利用できる、何ともステキなことじゃないですか。
「最近プラモ作ってますか?とかく工作とは相性の悪いササキチではありますが、今日はそんな私もムラムラと作業したくなる『秋葉原工作室』さんにお邪魔します。5月15日にプレオープンしたばかりのオープンスペースで、プラモ・フィギュア制作をガチで楽しめるステキなお店。この手の工作を本格的に始めると、工具や環境を揃えるだけで一苦労ですからね。それが1時間500円のワンコインから利用できちゃうんだから、モデラーには朗報です。アキバはもちろん、山手線の東側でもかなり珍しいスペースですよ。
今回お邪魔するのは、駅からすぐのオープンスペース「秋葉原工作室」。じゃんぱらD-Styleが目印のニュー秋葉原センター2F、ちょっとばかり分かりにくいのでササキチに連れて行ってもらいましょう | |
フロア最奥まで進むと、おっとポストを発見。すぐそこの階段を登って2Fへ、そしてドアを開けて中へいらっしゃい | |
飾り気はないけれど、機能性が詰まったまさに“工作室”なフロアへようこそ。外界の音がほぼ聞こえない静かな環境で、限られたスペースながら最大15人程度でワイワイ作業することもできる |
それで何を持ち込めばいいかと言えば、基本はプラモだけでOK。ニッパーやデザインナイフ、接着剤、ヤスリといった基本的な工具はタダ、なんと消耗品の塗料も追加で500円払えば何種類でも利用できます。つまりボークスさんとかコトブキヤさん、タムタムさんあたりでプラモを買ってくれば、そのまま手ぶらで工作を楽しめるってワケですよ。こんなに気軽にプラモ制作ができるなんて、ちょっと工作に対する印象を改めなくちゃいけません。
工具もズラリ取り揃えられた店内。工具の利用は基本料金に含まれるため、ニッパーや接着剤なしに手ぶらで来店できる。塗料や溶剤といった消耗品も追加500円で自由に利用できるぞ | |
あとはブースにこもって工作開始。黙々と作業してもよし、プロの腕前をもつスタッフさんにアドバイスを求めてもよし。組み立て以外の塗装工程では、隣の「塗装ブース」に移動しましょう |
そしてプラモといえば、塗装が大事!でもスプレーとかエアブラシを使っての塗装はとかく環境作りが難しい。ツールを一揃い集めるだけでも大変ですが・・・しっかり排気できないと周りが粉だらけになっちゃうし、匂いも出るしで家族がいる方は特に苦労するでしょう。ガチなモデラーの中には台所を潰して工作室を作る、なんて方もいるらしいですが(笑)。さすがにそこまで思い切るのは、普通はムリですよね。
その点ここなら『塗装ブース』が充実!換気がしっかりしているので気持ちよく作業できますし、何よりブースを占有して塗りながら作業できるのがグッド。エアブラシが初めての場合も、スタッフさんがイチから教えてくれるっていうから安心ですね。ブラシ初心者もどんどん通いつめて、腕を磨いちゃいましょう。
どうです、モデラーには理想の環境じゃありませんか。もっともプラモ以外の利用も全然OKなので、個人的にはアクセ制作にもオススメ。よくクリスタルレジンを使ったアクセを作るんですが、乾燥が難しいのでこうした場所をぜひ使いたい!コミケにアクセを出展するようなサークルさんにとっても注目ですね。
時間も1時間500円の基本料金以外に、お得なパック料金もアリ。さらに出入りも自由なので、塗って乾燥してる間はアキバ散策に出かけるのもいいでしょう。こんな本格的なスペースが格安で使えるなんて、これからはプラモ片手にアキバで工作ですよ!」
今回店内を案内してくれた、同店の渡辺さんと一緒に料金表をチェック。お得なパック料金のほか、週末には深夜プランも利用できるらしい | |
本格的な設備が使い放題な、モデラー注目の隠れ家。ちなみにエルミタージュも隠れ家(仏語)って意味だって知ってました?(ササキチは知りませんでした) |
文: GDM編集部 絵踏 一
秋葉原工作室: https://twitter.com/akihabarakousak
コアレアちゃんねる(ササキチ): http://ch.nicovideo.jp/akiba