2015.06.02 02:04 更新
2015.06.02 取材
「COMPUTEX TAIPEI 2015」に先駆け、各国のプレスを招待し、前夜祭を開催したCORSAIR(本社:アメリカ カリフォルニア州)。お祭りムードの中、会場には未発表の新製品が多数展示されていた。今回はその中から注目のMini-ITXベアボーンキット「BULLDOG」を紹介していこう。(会場:ATT 4 FUN)
“4K GAMING WITHOUT COMPROMISE”を標榜する、スリムMini-ITXベアボーンキット「BULLDOG」 |
人気PCケースを輩出するCORSAIRが、次なる一手として選択したのがMini-ITXベアボーンキット「BULLDOG」だ。“4K GAMING WITHOUT COMPROMISE”(4Kゲームに妥協しない)を目標にデザインされたハイエンドゲーミング向け製品で、Intelの次世代プロセッサ“Skylake”対応マザーボードを標準装備する。
スリムベアボーンながら、デュアル水冷にも対応する意欲作。ケース内部の各パーツの実装密度はご覧のとおり非常に高い |
さらに専用に開発された120mmラジエターの水冷クーラー「Hydro H5SF」と、92mmファンを内蔵するSFXフォームファクタ電源ユニット「SF600」が付属される。
「BULLDOG」のために開発された専用水冷クーラー「Hydro H5SF」。スリムラジエターながらTDP150Wまで対応する |
またグラフィックスカードはAMD Radeon R9 290Xまたは、NVIDIA GeForce GTX TITAN Xまで対応。筐体底面部には標準的な120mmラジエター搭載スペースも用意され、GPU水冷ブラケット「Hydro Series HG10」を組み合わせれば、CPU/GPUのデュアル水冷化にも対応する。
専用のSFX電源ユニット「SF600」は側面に配置。その奥には「Corsair Link Commander Mini」(別売)の搭載スペースも用意されている | |
拡張カード搭載スペースは広く、ハイエンドグラフィックスにも余裕で対応する | 底面部には標準的な120mmラジエター搭載スペースが設けられ、グラフィックスカードの水冷化も可能 |
なお現時点詳細スペックは不明ながら、ドライブベイは2.5インチ×1、3.5インチ×1、冷却ファンはサイドとフロントに80mm×1を搭載し、I/OポートはUSB3.0×2、音声入出力端子を備える。なおワールドワイド向け発売は2015年10月頃で、価格は399ドルを予定しているとのこと。
フロントには80mmサイズの冷却ファンを標準装備。さらに右下にはUSB3.0×2と音声入出力端子のI/Oが実装される | リア部にはCPU用ラジエターの排気口と2段の拡張スロットを搭載 |
文: GDM編集部 池西 樹
CORSAIR: http://www.corsair.com/