2015.06.03 02:38 更新
2015.06.03 取材
MSIが台北市内のGrand Victoria Hotelで開催した製品発表会「GAMING NIGHT」にて、一番目立っていたのが「X99A GODLIKE GAMING」だ。これまでのマザーボードとは一味違う、ド派手な演出が魅力の新フラッグシップモデルをご紹介しよう。
世界初のド派手なフルカラーイルミネーション。これまでのマザーボードがもっていた発光ギミックとはレベルの違う、2,000通り以上の光の演出が楽しめる |
「X99A GODLIKE GAMING」は、近くMSIが市場に投入するIntel X99 Expressチップ搭載のLGA2011v3マザーボードだ。最上位に位置付けられるプレミアムなモデルで、ゲーム用語で最上級を意味する“GODLIKE”の名を冠する。
最大の特長は、ボード上のあちこちに散りばめられたフルカラーLEDによるイルミネーション機能。設定できるLEDカラーや発光パターンは実に2,000通り以上とケタ違いで、これまでのマザーボードの発光ギミックとは一線を画する演出だ。もちろんマザーボードとしては世界初の機能で、なんとスマートフォンアプリからワイヤレスで設定をカスタムすることもできるらしい。
従来マシンのイルミネーションといえば、LEDファンやLEDユニットの組み込みが挙げられるが、これからはマザーボードを絡めた演出が楽しめるというワケだ。
FPS用語などで最上級を意味する“GODLIKE”を冠した、X99チップ搭載の新フラッグシップマザー。LEDユニットを隠しているヒートシンクもデザインを一新している |
そのほか、ゲーミングマザーボードとして必須の高速ネットワークや高品位オーディオ機能も健在。Killer NICによるデュアルギガビットLANと無線LANを組み合わせた「DoubleShot-X3」を搭載するほか、オーディオ回路は進化した「Audio Boost 3 Pro」を実装。オンボード機能としては極めて珍しい、Hi-Fiオーディオ向けの6.3mmフォーン端子も備えている。
さらにインターフェイスとしては、USB3.1に標準対応。Type-Aとリバーシブル仕様Type-Cの両方を搭載している。
さすがゲーミング機能満載のフラッグシップモデル、背面のインターフェイスも充実している。最新USBや優れたネットワーク対応、さらにオンボードオーディオでは珍しいフォーン端子までを備える | |
音響コンデンサや分離基板などを採用する、最新の高品位オーディオ機能「Audio Boost 3 Pro」を実装。USB3.1にも標準対応し、Type-AととType-Cポートをそれぞれ1基ずつ備える |
基本仕様は、メモリが最大3,300MHzのDDR4メモリ128GB、ストレージは32GbpsのTurbo M.2、SATA Expressなどを実装。拡張スロットは4-Way SLI/CrossFireXに対応するPCI-Express3.0(x16)×5を備える。また、金属製のPCI-Expressスロットが採用されるほか、スロット周辺をEMIシールドでカバーするなど、極めて堅牢な構造になっている。
なおこちらのモデルは7月末にも国内市場に登場する見込み。価格は未定ながら、最上位モデルに相応しいプレミアムな価格設定になると思われる。
重量級グラフィックスカードの運用も何のその、製品版では金属製の拡張スロットが採用されるらしい。なお、発表会会場での展示機は未完成版だったため、金属製スロットは非搭載だ |
文: GDM編集部 絵踏 一
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI): http://www.msi.com/