Cooler Master、DIY水冷への参入を発表

「MasterLiquid Maker」にて水冷化されたデモPC。今後はGPU向け水冷ブロックも用意される予定とのこと

Cooler Masterが満を持して、DIY水冷への参入を発表した。これまでも冷却液を変更できる「Eisberg」シリーズのような、セミカスタマイズモデルをリリースしているが、今回お披露目された「MasterLiquid Maker」は、フルカスタマイズできるDIYモデルだ。

マイクロフィン構造を採用する銅製の受熱ベースを搭載する専用水冷ブロック

販売時期や構成は未定ながら、DIYキットには肉厚の銅製受熱ベースを搭載するオリジナル水冷ヘッドや、600リットル/hの高出力ポンプ/リザーバータンク、デュアルファン対応のラジエターなどで構成。さらにオプションでラジエターを追加し、デュアル構成にしたデモPCの展示も行われていた。

リザーバータンクやフィッティングなどのオプションも豊富に揃え、ユーザーが自由にカスタマイズできる水冷キットを目指す

製品の解説をしてくれたCooler Masterの関 智之氏によれば、開発者がこだわり過ぎたため予定より開発に時間がかかったが「その分“Cooler Master”の社名に恥じない出来」と胸を張る自信作。その登場に期待したい。

文： GDM編集部 池西 樹
Cooler Master： http://www.coolermaster.com/