2015.06.03 04:12 更新
2015.06.03 取材
Cooler Master Technology Inc.(本社:台湾)ネタ3本目は、本来のお家芸である空冷CPUクーラーの新作をご紹介。140mm口径ファンをデュアル搭載したサイドフロー型は、「3DVC technology」がキモらしい。(ブースNo:M0319a/Room614)
DIY PC用CPUクーラーに、いち早くベイパーチェンバーを採用した実績のあるCooler Master。2012年の「COMPUTEX」で初登場の「TPC 812」を筆頭に、ハイエンド向け大型CPUクーラー「V8 GTS」など、ヒートパイプをしのぐ熱移動部材として、その可能性にチャレンジを続けている。そして今回は新作「MASTERAIR MAKER」をブースに持ち込んだ。
LED内蔵140mm口径ファンをデュアル搭載させた、大型サイドフローCPUクーラーで、受熱ベース部分に注目すると、ヒートパイプに変わり「3DVC」の印字が施された太めの板が確認できる。これが新しく採用する「3DVC technology」だ。
「3DVC technology」は従来のベイパーチャンバーがより進化した”立体成型”が最大の特徴 |
「3DVC technology」は、従来平面のみのベイパーチャンバーが進化。受熱ベース部と垂直に立ち上げられた部分が独立しておらず、立体成型技術により内部の一体化に成功。15%ものパフォーマンス向上が見込めるらしい。
なお現段階では完全にコンセプトモデル扱いで、販売および予価はまったくの未定とか。
そろそろハイエンド空冷のヒット作が欲しいCooler Masterにあって、「MASTERAIR MAKER」は救世主となるだろうか |
文: GDM編集部 松枝 清顕
Cooler Master Technology Inc.: http://apac.coolermaster.com/jp/