2015.06.03 04:55 更新
2015.06.03 取材
PCI-Express2.0(x4)に対応するゲーマー向けSSD、「M7e」シリーズをPLEXTORブースで発見。シーケンシャル1,400MB/secの高速転送と、冷却性能を高めた大型のヒートシンクで、ゲームの動作を劇的に改善できる。(ブースNo:J0631)
Marvell「88SS9232」を搭載し、PCI-Express2.0(x4)に対応するPLEXTORブランドのフラッグシップSSD「M7e」シリーズ |
「M7e」シリーズは、PCI-Express2.0(x4)に対応するPLEXTORブランドのフラッグシップSSD。「M6e Black Edition」シリーズの後継モデルにあたり、帯域幅を2倍に拡張することで、パフォーマンスを劇的に改善。さらに大型のヒートシンクを実装することで、ゲームプレイなどの高負荷環境時における安定性を向上させた。
製品の解説をしてくれたTiffany Lan氏によれば、大型のヒートシンクで冷却性能を強化しているため「高負荷環境でも安定したパフォーマンスが維持できる」とのこと |
コントローラはMarvell「88SS9232」で、容量ラインナップは256GB、512GB、1TBの3モデル展開。公称スペックは、シーケンシャル読込最高1,400MB/sec、書込最高1,000MB/sec、ランダム読込最高125,000 IOPS、書込最高140,000 IOPSで、基板裏面にはLEDライティングのギミックを備える。なお発売は9月中より開始される予定だ。
「M7e」シリーズには、M.2フォームファクタに対応するバリエーションモデルもラインナップ。転送速度や容量に違いはない |
またTLC NANDを採用するエントリーモデルの新製品「M7V」シリーズの実動デモも実施。TLC NANDの一部領域を擬似的にSLC NANDのように扱う「SLC Mode」が実装され、TLC NANDが苦手とする書込処理が高速に行われているのが確認できた。
TLC NANDフラッシュを搭載する「M7V」シリーズの実動デモ。ベンチマークスコアのみの表示ながら、パフォーマンスはなかなか良好 |
その他、独自ソフトウェア機能として、キャッシングユーティリティの最新版「PlexTurbo 3」や、SSDの一部にユーザー専用パーティションを作成する「PlexVault」、ストレージ容量を拡張する「PlexCompressor」などのデモも行われていた。
キャッシュアルゴリズムやキャッシュ容量の拡大により、さらにパフォーマンスが向上した「PlexTurbo 3.0」 | |
SSDの一部にユーザー専用パーティションを作成できる「PlexVault」 | 30日以上使用していないデータを圧縮して、空き容量を拡張する「PlexCompressor」 |
文: GDM編集部 池西 樹
PLEXTORブランド: http://www.goplextor.com/