2015.06.05 01:41 更新
2015.06.05 取材
In Win Development(本社:台湾)は、水冷パーツや発光アクセサリなど、組み込んだPCパーツが透けて見える、強化ガラス採用のPCケース「805」を発表した。ブースに展示されたサンプルは実に美しく、自作PCは「見せる」時代へ。
年に一度の大舞台に合わせ、あっと驚くPCケースを持ち込むIn Win。今年は電動で外装パネルが開閉する「H-Tower」に大きな話題が集まっている一方、量産モデルでは内部構成パーツを「美しく見せる」ことを目的とした、「805」が秀でている。
In Win「805」Mid Tower Chassis |
LED発光アイテムの増加に比例し、アクリルサイドパネル仕様のPCケースの選択肢も増加。今や市場に出回る大半のPCケースには、内部を覗き込むことができる”アクリル窓”が装備されている。それに飽き足らず、上をいく「805」は、In Winが得意とする強化ガラスをフロントパネルと両サイドパネル全面に使用。構成パーツはもとより、配線まですべてが露出する、いわばディスプレイ・PCケースに仕上げられている。
また、フロント左サイドの縦列には、In Winのロゴがライトアップされる”電飾ギミック”も備え、ドレスアップをせずにはいられない。
強化ガラスの使い手としては業界屈指。完全にモノにした感のある、見事な完成度だ |
主なスペックも確認しておこう。ドライブベイは2.5/3.5インチ共用シャドウベイが2段、2.5インチ専用シャドウベイが2段。冷却ファン搭載スペースはフロント120/140mm×2基、リア120mm×1基、ボトム部120mm×2基。ラジエターはフロント120/140/240/280mm、リア120mmがそれぞれサポートされる。
外形寸法はW205×D455×H476mm。対応フォームファクタはATX、MicroATX、Mini-ITXで、強化ガラス以外のシャーシ部はアルミニウム製。なお気になる発売時期は、2015年第3四半期を予定。
文: GDM編集部 松枝 清顕
In Win Development: https://www.in-win.com/