2015.06.06 02:32 更新
2015.06.06 取材
最近流行りの「デュアルチャンバ」構造を採用する、Cube型MicroATXケース「Vangard S Cube」が、XIGMATEK(本社:台湾)より公開された。240mmの水冷用ラジエターを始め、高冷却を強く意識した新モデルを紹介しよう。(ブースNo:N1207)
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電源とストレージを画像左に、マザーボードとグラフィックスカードを画像右に配置する「デュアルチャンバ」構造を採用 |
XIGMATEKブースにてひっそりと公開されていたCube型MicroATXケース「Vangard S Cube」だが、その冷却性能は本物。マザーボードトレイを使い熱源を分離する「デュアルチャンバ」構造をはじめ、240mmラジエターのサポートや、計5台の120mmファン対応など、最近のトレンドに沿った作りとなっている。
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「デュアルチャンバ」構造では、内部スペースが広く使えることからメンテナンス性も向上する |
もちろん拡張性も上々。デュアルチャンバ構造のため、ストレージベイの影響を受けることなくグラフィックスカードを搭載可能。拡張スロットは5段で、ハイエンドVGAのマルチグラフィックスに対応する。さらに左側面の240mmラジエター搭載プレートは、3.5/2.5インチストレージマウンタにもなり、拡張性をさらに向上させることもできる。
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トップには120mm×2または170mmの大型冷却ファンを搭載することができる |
詳細スペックは不明ながら、冷却ファンはトップ120mm×2または170mm×1、リア120mm×1、フロント120mm×2に対応。ドライブベイは3.5インチシャドウベイ×2(ツールフリー仕様)で、電源ユニットは標準的なATXモデルを搭載できる。価格は未定で、発売は順調なら2015年Q2よりスタート。なお外装パネルをメッシュ仕様に変更したバリエーションモデルの登場も予定されている。
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フロントとトップをメッシュ仕様にしたバリエーションモデルも予定されている | ブースのナビゲーター役を担当してくれたのは、Sales Division/International Sales Representative Olaf Chen氏 |
文: GDM編集部 池西 樹
XIGMATEK: http://www.xigmatek.com/