2015.06.06 04:06 更新
2015.06.06 取材
CHIEFTEC Industrial(台湾)ブースから目に飛び込んできたのは、近未来的デザインのはずが、どこかレトロな雰囲気漂うおかしなPCケース。おそらくダイヤモンドのブリリアントカットがモチーフのMicroATX対応ケースで、なんと年末には発売する(予定)と、やる気マンマン。
コンシューマ向け自作パーツでは少々ご無沙汰なCHIEFTECより、なんとも落ち着かないPCケースが登場。時代を先取りするハズが、どこか後退してしまった感のある「SJ-06」をじっくり見ていただこう。
人を寄せ付けない独特な世界観「SJ-06」 |
MicroATX対応のいたって真面目な、コンシュー向けPCケース「SJ-06」は、強化ガラスの台座に載せられた、ブリリアントカットデザインが最大の特徴。トップ部はアクリル板を格子状に並べ、どことなく涼しげに。電源スイッチやアクセスポートが備わるパネル部はアルミニウム製で、マンションのエントランスにあるチャイムのスイッチパネルを彷彿とさせる。
両サイドパネルはアクリル製を採用。内部構造をとやかく言うのは野暮で、デッドスペースなどなんのその |
ちなみにドライブベイレイアウト等の詳細を聞いたところ、CHIEFTECのブース担当者も「分からない」とか。唯一「120mm口径ファン1基がリアに搭載される」事は確定しているようだ。
これだけではない。「SJ-07」はその型番でも想像できるように、「SJ-06」の兄貴分に相当する。
こちらは兄貴分的存在の「SJ-07」。負けず劣らずだ |
「SJ-07」はATX規格に対応し、弟分よりもサイズアップされている。ブリリアントカットではないものの、フロントパネルにあたる部分は3面で構成され、「SJ-06」のトップ部で採用されている、格子状のアクリル板がアクセントになっている。またスイッチパネル部も同じくアルミ製で、共通部品と思われる。
一般的なデスクトップPCケースに近い形状ながら、やはり独特な存在感を醸し出す |
なおこちらもドライブベイレイアウトの詳細は不明だが、120mm口径ファンは前後に各1基搭載される事が分かっている。
圧巻の「SJ」兄弟。さて、日本市場への上陸を果たすことはできるのだろうか。
文: GDM編集部 松枝 清顕
CHIEFTEC Industrial: http://www.chieftec.eu/