2015.06.06 09:00 更新
2015.06.06 取材
Shuttle(本社:台湾)は、先日お伝えした「NU01U」シリーズとは別に、Intel第6世代Coreプロセッサ“Skylake”対応キューブ型ベアボーン用に開発中というケースを公開した。変更のポイントをメーカー担当者に直接聞いてみよう。(ブースNo:L0832 )
かつて、キューブ型ベアボーンを代表するメーカーとして人気のあったShuttleだが、ここ最近は苦戦中。その点については日本市場を担当する伊藤氏も素直に認めており「正直なところ、キューブ型ベアボーンの市場は終わったと考えていた」という。
ところが、最近の自作市場では多数のMini-ITX対応マザーボードやPCケースが登場。「まだまだ小型PC市場の需要はあるはず」。そんな現状を踏まえて、再度仕切り直しするべく開発中とされるのが、新型ベアボーン用ケースだ。
鋭意開発中の新型PCケース。5.25インチドライブベイの有無について、根強く反対するブランチがあるという。デザイン統一はなかなか難しいようだ |
「改めて本社会議の場で聞きビックリしました。約12年にわたって基本デザインを変更していなかった(笑)」というPCケース。まず両サイドパネルを透明アクリル仕様に変更。トップのアクリル化については「やりすぎ」という意見もあり検討中だという。また、5.25インチドライブベイは非搭載。そのため広々とした内部には「3.5インチシャドウベイが4段仕様がポイント」になっている。
トップパネルのアクリル化はオプション扱いの可能性も。両サイドをアクリル化して丸見えになる事で、内部の塗装にも配慮の必要がある |
そのほか、電源を非搭載にする事でさらにコストを抑えるといった大胆な案も検討しているというが、いずれにせよ“Skylake”世代のCPUに合わせて発売を予定しているのは間違いないとのこと。Shuttleの最新キューブ型ベアボーンの登場を期待して待ってみよう。
文: GDM編集部 Tawashi
Shuttle: http://www.shuttle-japan.jp/