2015.06.06 22:52 更新
2015.06.06 取材
Antec(本社:アメリカ カリフォルニア州)ブースのケースネタ第3弾は、全長300mmのロンググラフィックスカードにも対応するCube型MicroATXケース「P50」をご紹介しよう。国内発売は未定ながら、完成度の高い一品だ。(ブースNo:I1017a)
熱源を分離することで、効率的な冷却を可能にする「デュアルチャンバ」方式を採用 |
国内発売は未定ながら、完成度の高いCube型MicroATXケースをAntecブースで発見。高拡張・高冷却を狙った製品で、内部構造には近頃のトレンドでもある「デュアルチャンバ」方式を採用。これにより、本体サイズを抑えつつ240mmラジエターのデュアル構成にも対応する。
外観スタイルはAntecらしいソリッドなデザインで、省略されることも多い5.25インチベイは、「ゲーミング用途を中心とした利便性を考慮し、敢えて実装した」とのこと。またサイドパネルの片側はアクリルウィンドウ式で、ソリッドパネルモデルも準備中だ。
スペックを確認すると、冷却システムはフロント吸気120mm×2、リア80mm×1(標準)が標準装備され、リア80mm×2、トップ120mm×2を増設可能。ドライブベイレイアウトは5.25インチオープンベイの他、3.5インチシャドウベイ×2、2.5インチシャドウベイ×2。拡張スロットは4段で、グラフィックスカードは300mmまでサポートされる。
フロントI/OはUSB3.0×2、USB2.0×2、音声出力×1、音声入力×1、ファンコントローラ×2。対応フォームファクタはMicroATX/Mini-ITX。なお担当者に確認をしたところ、反応がよければ「国内投入の可能性もある」ということなので、ぜひ発売に期待したい。
80mmファンを取り外すとツールレストレイ式の3.5インチシャドウベイが姿を表す |
文: GDM編集部 池西 樹
Antec: http://www.antec.com/