2015.06.08 11:18 更新
2015.06.08 取材
昨年の「COMPUTEX TAIPEI」で超巨大ケース「ATLAS」を披露したBitFenix Co. Ltd.(本社:台湾)。そのサイズから最終的にはお蔵入りとなったものの、今年はサイズを一回りコンパクト化した新生「ATLAS」を公開した。(ブースNo:I0630)
昨年発表モデルから約30%コンパクト化を実現したデュアルチャンバケース「ATLAS」 |
昨年の「COMPUTEX TAIPEI」にて、W383×D541×H443mmの超巨大ケース「ATLAS」をデビューさせたBitFenix。デュアルチャンバ方式による高い拡張性や冷却効率など、コンセプトそのものは良かったものの、発売にあたってはそのサイズが仇となり、流通コストの問題で最終的にはお蔵入りとなったという。
熱源を左右に分離するデュアルチャンバ構造を採用。マザーボードはE-ATXまでサポートされる |
その後、BitFenixでは、同コンセプトを踏襲しつつ、コンパクト化した新モデルの開発に着手。そして今回の「COMPUTEX TAIPEI 2015」にて、約30%小型化した新生「ATLAS」をお披露目した。
防振ゴムでドライブを固定するツールフリー仕様の3.5インチドライブベイを採用 |
フォームファクタはE-ATXまで対応し、ストレージはスリム光学ドライブ×1、3.5インチシャドウベイ×4(ツールフリー)、2.5インチシャドウベイ×2を搭載。冷却ファンは、トップ/フロントが120mm×6または140mm×4、リア120mm×2で、ラジエターは120から360mmまでサポートされる。
メイントレイは背面から引き出すことができるため、各種パーツの組み込みをラクに行うことができる |
メイントレイは引き出し式。電源ユニットは全長220mm、CPUクーラーは全高170mm、グラフィックスカードは全長380mmまでサポートされる。なお発売8月予定で、想定売価は300ドル前後。
フロントとトップには360mmサイズの水冷用ラジエターを搭載させることもできる。またI/OにはUSB3.1 Type-Cも用意される | |
製品の解説をしてくれたのは、Marketing Department Sascha Krohn氏 |
文: GDM編集部 池西 樹
BitFenix Co. Ltd.: http://www.bitfenix.com/