2015.06.08 12:40 更新
2015.06.08 取材
Aerocool Advanced Technologies Corp.(本社:台湾)は、高エアフローミドルタワーPCケース「Aero」シリーズの廉価モデルとして、「Aero-500」と「Aero-800」を公開した。(ブースNo:TWTC/D619a)
売価50ドルのミドルレンジモデル「Aero-800」。内部設計はイマドキ仕様で、その完成度はかなり高い |
豊富なPCケースをラインナップするAerocoolブースで、コストパフォーマンス良好なミドルタワーモデル2種を発見。高エアフローを謳う「Aero 1000」シリーズの廉価モデルにあたり、フロントとトップを広くメッシュ仕様とすることで、上位モデルに匹敵する冷却性能を維持したまま、低価格化を実現した。
トップにはマグネットで着脱できるメッシュカバーが装着され、ホコリの侵入を防ぎつつ良好なエアフローを実現 |
「Aero-800」は、売価50ドル以下をターゲットにしたミドルレンジモデル。冷却ファンはフロント120mm×1、リア120mm×1を標準装備。さらにトップには120mm×2を増設でき、水冷用ラジエターにも対応する。
マザーボードトレイ裏面には、2.5インチストレージベイを実装。また背面部はほぼ全体が通気孔としてデザインされている |
ドライブベイレイアウトは、5.25インチオープンベイ×2、3.5インチシャドウベイ×2、2.5インチシャドウベイ×3(マザーボードトレイ裏側)。また電源ユニット/3.5インチシャドウベイ部には専用カバーが装着され、熱源を簡易的に分離することができるのも特徴だ。
売価35ドルのエントリーモデル「Aero-500」 |
「Aero-500」は、売価35ドルという低価格を実現したエントリーモデル。冷却ファンはフロント120mm×1、リア120mm×1に対応し、水冷用ラジエターは基本的にリア120mmのみのサポートとなる。
「Aero-800」に比べるとシンプルな作りの「Aero-500」。とはいえ必要最低限の装備はすべて実装されている |
ドライブベイレイアウトは、5.25インチオープンベイ×2、3.5インチシャドウベイ×5。電源ユニットはボトム配置で、拡張スロットは7段を備える。
いずれも製品はほぼ完成しており、代理店との交渉が完了後即発売開始。カラーバリエーションについては、「COMPUTEX TAIPEI 2015」での反応を見てから検討するとのこと。
製品の解説をしてくれたSales Representative Cliff Teng氏。今回の2製品の中でも特に「Aero-800」は自信作。「Aero-1000」はやや高価という人にぜひ使ってもらいたいとのこと |
文: GDM編集部 池西 樹
Aerocool Advanced Technologies: http://www.aerocool.com.tw/