2015.06.10 09:08 更新
2015.06.10 取材
GIGABYTE TECHNOLOGY(本社:台湾)は、今年も一般来場者向けTWTCホール1に加えて、「台北101」36階にメディア向けの特設会場を用意。Intelの正式発表に合わせて公開された、GIGABYTE「100」シリーズマザーボードに注目だ。
COMPUTEX初日の2日(火)から、新型CPU“Skylake”対応モデルの展示をいち早くスタートしたGIGABYTEだが、それはあくまで序章に過ぎなかった。3日(水)にIntelから正式発表された、開発コードネーム“Alpine Ridge”こと「Thunderbolt 3」搭載モデルが公開されていたので、最上位モデル「GA-Z170X Gaming G1」を画像を中心に確認しておこう。
メーカー担当者によると「COMPUTEX初日の2日(火)に展示出来なかったのは、Intelの正式発表待ちだったため」というワケで、2日(火)と3日(水)では展示内容がガラリと変わっていた |
一番の注目は、リバーシブル仕様のUSB3.1(Type-C)ポートの存在だ。コントローラチップには、Intel製を世界初搭載。チップセット経由のPCI Express3.0(x4)レーンおよびCPU経由のディスプレイ信号により、DisplayPort 1.2やThunderbolt 3への接続にも対応する。合計40Gbpsの帯域を活用可能できるため、デュアルUSB3.1接続時においても、速度低下なく10Gbps帯域を同時に利用できるという。
「GA-Z170X Gaming G1」 | |
IntelチップのUSB3.1コントローラ。I/O部のポートはUSB3.1(Type-C)形状だが、DisplayPort 1.2やThunderbolt 3への接続にも対応する |
解説を担当してくれたメーカー担当者いわく「最近特に増えているのが、拡張スロットの破損」。そこで導入されたのが「Ultra Durable Metal Shielding PCIex16 Slots」だ。3スロット仕様のハイエンドグラフィックスカードなど重量級モデルを支えるべく、スロット全体を金属製のカバーで覆っているというもの。カバーは基板側としっかりハンダ付けされており、ホールド感は飛躍的に向上。さらに当初予定していなかった嬉しい副作用として、放熱効果やEMIシールド効果も確認できたという。
スロット全体を金属製のカバーで覆っている「Ultra Durable Metal Shielding PCIex16 Slots」。基板側にしっかり固定されているのが分かる |
文: GDM編集部 Tawashi
日本ギガバイト株式会社: http://www.gigabyte.jp/