2015.06.10 15:46 更新
2015.06.10 取材
すっかり垢抜けてしまい、昨年の面影はカケラも無いREALAN(本社:中国)ブースで、アルミニウム製Mini-ITX対応Cubeケースを発見。あの味気ないブースから、美女2名がお出迎えする大変貌の空間に足を踏み入れてみよう。
華やかなエリアから離れた一画には、馴染みの無いメーカーが整然と軒を連ねる。展示品は狭い空間に見合った数だけがぽつぽつと並び、好き放題に置かれたパイプ椅子がもの悲しい。取材班曰く、2014年の「COMPUTEX」では、スタッフが片隅で弁当を食べている風景がシュールだったという中国・REALAN。なんと今年は見紛うばかりの大変貌を遂げていたからオドロキだ。
2014年(左)に対し、今年のREALANブースは大変貌。あまりの違いに、左の女性がフレームからはみ出してしまうほど仰天した取材班。これぞチャイナドリームか | |
ひさしぶりに見たREALANのWebサイトも新デザインに |
気を取り直し、昨年もアルミニウム製Mini-ITX対応ケースを展示したREALANから、既に日本国内バイヤーも目に付けているという新作をご紹介しよう。
「E-Mini」シリーズ に属する「W150」は、既に量産化が開始されており、7月の出荷に向けて着々とスケジュールは進行しているらしい。3.5mm厚のアルミニウムを採用するとあって、コンパクトかつ重厚な出で立ちは洗練されており、好感が持てるデザインに仕上げられている。
見た目もクールな新型Mini-ITX「W150」。左側にPowerスイッチとLEDを備え、左側面にはUSBポートと音声入出力端子が確認できる | |
スタイルゆえ、冷却ファンの類いは期待できそうも無い。ただし底面には通気性を考慮した無数のスリットが用意されていた |
美女2名の出迎えで、すっかり本体内部の確認を忘れる失態をおかしてしまった取材班。かろうじて撮影したフライヤーによると、ドライブベイは3.5インチシャドウベイ×2+2.5インチシャドウベイ×4で、オプションの電源ユニットには”MicroATX”の記載が確認できる。また外形寸法は150×200×225mmで、重量は2.35kgのようだ。
ブーススタッフ曰く、売価は想像以上に低く抑えられている。Mini-ITXが強い市場として知られる日本。商談が上手く運べば、早い時期に店頭に並ぶ事になるかもしれない。
NUCケース「V3」「V6」は組み込み向けに用意されたモデル。現状、コンシューマ向け単体発売の予定はないという |
文: GDM編集部 松枝 清顕
REALAN: http://www.minicase.net/