128MBのeDRAMとIris Pro P6300を搭載しつつTDP35Wの省電力駆動を実現

省電力PCにピッタリなTDP35Wの「Xeon E3-1265Lv4」が発売開始

Xeon E3-1265Lv4は、製造プロセス14nmのBroadwellアーキテクチャを採用するデスクトップ向けXeonプロセッサ。TDP35Wの省電力モデルながら、グラフィックス機能には「Iris Pro Graphics P6300」（ベース300MHz/最高1,05GHz）が内蔵され、優れた3D性能を実現。さらに128MBのeDRAMも標準装備され、仮想デスクトップやクラウドゲーミングなどの1ソケットサーバーに向く。

前回の「Xeon E3-1285v4」と同じくバルク版のため、CPUクーラーとの同時購入が必要となる

主なスペックは、CPUコア数が物理4コア、論理8コア（Hyper-Threading対応）、L3キャッシュは6MB、動作クロックは定格2.30GHz、TB時3.30GHzで、メモリはDDR3/DDR3L 1333/1600/1866MHz（最大32GB）、メモリ帯域幅は29.8GB/s。先週発売された「Xeon E3-1285v4」に比べると、CPUのコアクロックが若干抑えられている他は、全く同等のパフォーマンスを実現している。

CPUクロック以外のスペックは「Xeon E3-1285v4」と同等。ワットパフォーマンスを重視するならこちらの方が魅力的だ

販売ショップはBUY MORE秋葉原本店で、価格は税込57,280円。なおプラットフォームはLGA1150、正式対応チップはIntel C220シリーズだが、ASRock製9シリーズマザーボードでも対応BIOSの提供が開始されている。

文： GDM編集部 Tawashi/GDM編集部 池西 樹
製品情報（Intel）： http://ark.intel.com/products/88041/Intel-Xeon-Processor-E3-1265L-v4-6M-Cache-2_30-GHz