2015.07.02 00:00 更新
2015.07.02 取材
「Radeon R9 Fury X」の影に隠れがちな「Radeon R9/R7 300」シリーズ。「ただの、リネームモデルで片付けてしまうのはもったいない」とばかりに、購入を決めたツクモパソコン本店スタッフの新宅さんにコレオシしてもらおう。
自作を始めてからずっと、Radeonのミドルレンジモデルを使い続けています。現在はRadeon R9 285搭載モデル、その前はRadeon HD 7850搭載モデルで、どちらもメーカーはSAPPHIREですね。今は苦戦続きのRadeonですが、Radeon HD 7850なんていいカードでしたよ。補助電源も6pin×1構成で扱い易かったですし。
今回購入を考えているのは、Radeon R9 380搭載のビデオメモリGDDR5 4GBモデル「SAPPHIRE NITRO R9 380 4G GDDR5 PCI-E DI/DD/H/DP DUAL-X」です。お客様もみなさんよく分かっていますね(笑)。ずらりと登場した「Radeon R9/R7 300」シリーズですが、一番売れています。
「SAPPHIRE NITRO R9 380 4G GDDR5 PCI-E DI/DD/H/DP DUAL-X」。VGAクーラーには100mm口径冷却ファン2基を搭載する「DUAL-Xクーリング」を採用する |
ポイントは、やはりリネームと言いつつ前シリーズではなかった、ビデオメモリGDDR5 4GBを実装する点でしょう。対抗馬のNVIDIA「GeForce GTX 960」GDDR5 4GBともいい勝負。正直、もう少し価格が下がれば、一気に火が付く可能性も秘めているのではと思っています。
シリーズの中で唯一売れているモデルかと思われる、ビデオメモリGDDR5 4GBを実装するRadeon R9 380搭載モデル |
個人的にはDirectX 12サポートと言う事で、Windows 10とSkylakeが発売されたら一気に買い替えかなと。そうそう、52℃以下でファン停止させる「Intelligent Fan Control 2」機能も、最近のグラフィックスカードらしくていいじゃないですか。今後の売れ行きにも期待しています。
欲を言えば30,000円フラットあたりで落ち着いてくれると「ヒット間違いなし」と語るスタッフは少なくない |
文: GDM編集部 Tawashi
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/