2015.07.06 00:00 更新
2015.07.06 取材
自作PCのプロ達が日常を過ごす、こだわりのプライベート空間を毎週お届けしていく「自作派たちのPC周り」。今回ご登場いただくのは、TSUKUMO eX.の若手スタッフ椎葉さん。ゲーム好きという椎葉さんが操るのは、オーバークロックと空冷にこだわった2台のPC。早速、拝見してみよう。
FPSからフライトシュミレーターなど、いかにゲームを快適にプレイするかを考えたデスク周りにしています。なぜ、学習机?と思う人もいると思いますが、そこはちょっとしたこだわりが。浜本工芸(広島)という老舗家具メーカーが手掛けたもので、良質な楢材を使った国内生産の学習机なんです。
小学生時代から愛用している学習机が今なお活躍中。実は「高価なので気軽に処分できない」という事情はあるものの、使い勝手もよく不満はないという |
非常に頑丈にできているので、液晶ディスプレイなど重量のあるものを置いたところでびくともしません。サイドテーブルを使って液晶ディスプレイを3台並べるスペースを確保。サイドワゴンはゲーム中に飲食物などを置くスペースとして活用しています。
ゲームプレイ中は、できるだけ離れたくない。そのため、大抵のものが椅子に座ったまま届く位置に配置されている | PCは2台まとめて設置。メンテナンスは月1回程度行う |
液晶ディスプレイは、全て三菱電機。向かって左側2台が「RDT234WLM」、右側の1台が「RDT235WLM」です。そろそろ、EIZOの23.8インチ液晶ディスプレイ「FORIS FS2434」に買い換えたいと思いますが、なにせ予算が、、、。
ゲーマーとしては、そろそろ導入したいゲーミング液晶。「FORIS FS2434」導入を目論むも予算の壁が。ちなみに、ディスプレイは右側2台をメインマシンとサブマシンで共有している |
PCは2台使っています。メインマシンからご紹介しましょう。ケースはCORSAIR「Obsidian 750D」で、ASRock「Z97 Extreme9」とIntel「Core i7 4790K」を組み合わせた鉄板構成。グラフィックスカードにはASUSTeKのGeForce GTX 980搭載グラフィックスカード「STRIX-GTX980-DC2OC-4GD5」を使っています。GPU温度上昇時のみ冷却ファンが動作する「ゼロノイズファン」機能がウリだったりしますが、セミファンレス機構はGPUTweakで無効化しちゃってます。
PCケースはCORSAIRを愛用。メインマシンが「Obsidian 750D」(右)、サブマシンが「Obsidian 350D」 |
以前はGeForce GTX 680のSLI構成だったので、電源ユニットは大容量のCORSAIR「RM1000」のまま。ちょっとパワー不足を感じているので、このままGeForce GTX 980を追加してSLIにするか、GeForce GTX 980 Tiにするか迷っているところです。
冷却強化のためCRYORIG「R1 Universal」に140mmファン「XT140」を追加。干渉したケースリアのファンは取り外した。さらにケーストップにも「XT140」を増設している | PCケース内部の配線は無駄なく、実に綺麗にマネジメントされている |
そのほか、SSDはゲーム用含め3台搭載。HDDはバックアップ用に2TBのHGSTを1台だけ積んでいます。冷却に関しては水冷を使わず、空冷で済むように組んでいます。CPUもグラフィックスカードもほどほどにオーバークロックしていますが、安定を重視しつつ騒音値も考慮しながら調整しています。
使用中のグラフィックスカードを記念撮影。メインマシン用の「STRIX-GTX980-DC2OC-4GD5」(上)とサブマシン用の「GV-N960G1 GAMING-2GD」(下) |
もう1台のサブマシンですが、メインがCORSAIR「Obsidian 750D」なので、こちらは弟分のCORSAIR「Obsidian 350D」にしてみました。2台並ぶと見た目がいいですよね。用途はリモートデスクトップ用で、もっぱら艦これの母艦として運用中です。
常時起動のシーンが多いというサブマシンは静音も考慮した作り |
中身のパーツは、メインマシンを組んだ際のお下がりが中心ですが、CPUは遊び用に「Pentium G3258」を搭載。SpeedStepはONのまま、電圧1.25Vで安定運用できるクロック(4.2GHz)を目安にオーバークロックしてみました。念のため、マザーボードにはMicroATXフォームファクタでも8フェーズのMSI「Z87M GAMING」をチョイス。グラフィックスカードには、大抵のゲームなら問題なく動く「GV-N960G1 GAMING-2GD」を積んでいます。
「Pentium G3258」の発熱が思ったよりなかったためCPUクーラーのファンも静音仕様のNoiseBlocker「NB-ELOOP B12-3(1,900rpm)」に換装した | 特価でゲットしたUSB DACヘッドホンアンプ玄人志向「KURO-DAC」も使用中 |
周辺機器も紹介しておきましょう。メインマシンは「Blackwidow2013 Stealth」(青軸)に「Cyborg R.A.T. 7 Albino Gaming Mouse」。サブマシンはロジクール「G105 ゲーミング キーボード」とROCCAT「KOVA[+]」です。そうそう。最近、ROCCATのマウスバンジー「Apuri」を買ったのですが、いいですねコレ。マウスバンジーがまだ未経験という方。特にゲーマーの方なら、是非導入をオススメしますよ。
キーボードは「Blackwidow2013 Stealth」を愛用。ショップスタッフにも大人気。Thermaltakeのメタルキーキャップ「METALCAPS」シリーズが使われている | |
マウスパッドのARTISAN「疾風」はあえて縦置きで | 「もっと早く買えばよかった」という、最近のお気に入りはROCCATのマウスバンジー「Apuri」 |
文: GDM編集部 Tawashi
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/