2015.07.07 12:42 更新
2015.07.07 取材
最近では珍しい、リファレンスデザインに準拠した外排気ブロワーファンを搭載するGeForce GTX 980グラフィックスカード。ZOTACからは、TSUKUMO限定モデルとして外排気仕様のVGAクーラーを搭載する「BLOW」シリーズが販売中だ。ツクモDOS/Vパソコン館では、実際に排熱状態が確認できるデモを行っている。
メーカーオリジナルのVGAクーラーが主流となった現在、お目にかかる機会がめっきり減ったNVIDIAリファレンスデザイン。そんな中、ZOTACからTSUKUMO限定で、リファレンス準拠の外排気ブロワーファンを搭載させた「BLOW」シリーズが販売されている。
「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチをループし、負荷を掛けた状態の外排気仕様VGAクーラーデモ |
ツクモDOS/Vパソコン館では「外排気仕様もいい」をアピールしたいとのことから、GeForce GTX 980搭載モデル「ZOTAC GeForce GTX 980 BLOW」を使ったデモ機が設置されている。
外排気ブロワーファンを搭載するGeForce GTX 980モデル「ZOTAC GeForce GTX 980 BLOW」 |
デモ機はCORSAIR製Mini-ITX対応Cube型ケース「Obsidian Series 250D」を採用。拡張カードスペースは公称290mmでお世辞にも内部が広いとは言えないが、長さ266.7mmの「ZOTAC GeForce GTX 980 BLOW」がスッポリ収められている。
なお外排気仕様だけに背面のブラケット部分からは、かなりの熱風が出ていた。これは排熱処理が確実に行われている事を意味し、PCケース内にグラフィックスカードの熱が籠もりにくいという事がいえるだろう。
PCケースはCORSAIR「Obsidian Series 250D」でCPUの冷却は水冷仕様。グラフィックスカードからの排気は非常に熱いが、しっかり排熱処理が行われている証拠 | |
外排気ブロワーファン搭載の「BLOW」シリーズは、GeForce GTX 980/970/960の計3モデルが販売中だ |
担当スタッフ曰く、Mini-ITXなど「小型PCケースを使っている」場合や、PCケース内のエアフローが悪く「思うようにグラフィックスカードの冷却ができない」場合などにオススメとのこと。また、各水冷パーツメーカーから発売されているGeForce GTX 980専用水冷ヘッドはリファレンスデザインに対応するため、「DIY水冷用のベースカードとして探している人も多い」という。
ベンチマーク計測を行った結果は「非常に快適」判定。設定はDirectX 11モードの「最高品質」。解像度は1,680×1,050ドットだった |
文: GDM編集部 Tawashi
ツクモDOS/Vパソコン館: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo-dosv/
ZOTAC International (MCO) Ltd.: http://www.zotac.com/
株式会社アスク: http://ask-corp.jp/