千年の歴史をもつ「伊勢型紙」の文様がジュラルミン製iPhoneケースに

着物の生地に柄や文様を染めるための伝統的な型紙である、「伊勢型紙」の老舗メーカーとギルドデザインがコラボ。美麗かつ独特な文様の最新iPhoneケースが完成した。こちらはその「アラベスク」（レッド）モデルだ

三重県発の「伊勢型紙」とは、本来は着物の生地に柄や文様を染めるために使用される染色用の型紙。千年以上の歴史があるともいわれる伝統工芸で、国の伝統的工芸品や重要無形文化財にも指定されている、世界でも珍しい紙を彫る技術だ。

この「OKOSHI-KATAGAMI for iPhone6Plus」は、その「伊勢型紙」の老舗メーカーである株式会社オコシ型紙商店とのコラボレーションで誕生。同社が製造した手掘りの柄・文様である「OKOSHI-KATAGAMI」が、iPhoneケースのデザインに取り入れられている。

以前にiPhone 5/5sモデルが発売されて話題になったコラボ製品で、今回発売されたのはその第2弾モデルだ。

三重県鈴鹿市のオコシ型紙商店が手がける、「伊勢型紙」の手掘りデザイン「OKOSHI-KATAGAMI」をデザインに採用。ちなみにギルドデザイン（三重県亀山市）とは、地元企業のコラボということになる

ベースになっているのは、高剛性ジュラルミン（A2017材）の無垢材を削り出して製造される、ギルドデザインの「ソリッド」シリーズ。その表面を専用のレーザーマーカーで微細に彫刻、半永久的に消えないマーキング手法で独特の文様を彫り込んでいる。

製品ラインナップは、文様が「アラベスク」と「七宝」の2種類。「アラベスク」はレッドとブラック、「七宝」はシャンパンゴールドとブラックのそれぞれ2色展開で発売されている。Smart Laboアトレ秋葉原では「アラベスク」2色と「七宝」1色のみの入荷なところ、近くiPhone 6対応モデルを含め全モデルが入荷すると説明している。

ジュラルミン無垢材を削り出した、堅牢な「ソリッド」シリーズがベース。入荷したのはiPhone 6 Plus対応の「アラベスク」と「七宝」の3モデルだが、残りのカラバリやiPhone 6モデルも近く入荷するとのこと

文： GDM編集部 絵踏 一
製品情報（ギルドデザイン）： http://www.gilddesign.com/mail77.html
Smart Laboアトレ秋葉原： https://www.gdm.or.jp/smartlabo