2015.08.01 14:00 更新
2015.08.01 取材
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社(本社:東京都台東区)は2015年7月31日、都内にてIntelの新型チップセットを搭載したマザーボードを発表。近く発売が始まる「Z170A GAMING M7」をはじめ、7製品をメディア向けに披露した。解禁が近いと噂される“Skylake”に対応した、MSI発の新世代マザーボードを一足先にチェックしておこう。
新型マザーボード発表会に持ち込まれた、7つの新モデル。中核には、3つのセグメントから成る新生「GAMING SERIES」が据えられている |
国内向けには初披露となる、MSIの新世代マザーボード7製品がメディア向けに公開された。「COMPUTEX TAIPEI 2015」で初登場となったモデルで、いずれも解禁が近いと噂されるIntelの新型CPU“Skylake”に対応するマザーボードたちだ。
MSIからはCPUのローンチに合わせて複数のモデルが投入される予定で、その中核に据えられるのが新生「GAMING SERIES」のゲーミングマザーボード。「ENTHUSIAST GAMING」「PERFORMANCE GAMING」「ARSENAL GAMIG」と3つのセグメントから構成され、さらにエントリー向けのスタンダードモデル「PRO SERIES」を従えている。
「ENTHUSIAST GAMING」を中心としたエリートモデルには、重量級グラフィックスカードに対応した金属補強のPCI-Expressスロット「MSI Steel Armor」など、新機軸の機能も多数盛り込まれた。
全身にシルバーコーティングが施された、OC特化のオーバークロッカー向けモデル「Z170A XPOWER GAMING TITANIUM EDITION」。OC向けの機能が充実しているのはもちろん、「MSI Steel Armor」や高品位オーディオなどゲーミングマザーの基本も押さえている |
「ENTHUSIAST GAMING SERIES」の一員として、高いOC性能を誇るオーバークロッカー向けモデルとしてラインナップされるのが「Z170A XPOWER GAMING TITANIUM EDITION」だ。専用のOC用ダッシュボードはじめOC向けの装備を多数備えたモデルで、従来のイエロー×ブラックからカラーリングを刷新。メーカー担当者が「まったく新しいイメージのモデルを作りたかった」と語るように、ビジュアル的にも美しい1枚に仕上がっている。
マザーボード上に設置したり、ケーブル接続も可能なOC用のダッシュボードが付属。「M9」や「M7」にも搭載される、ダイヤル式のハードウェア簡易OC機能も備える | |
「Z170A XPOWER」のリアパネル構成。「ENTHUSIAST GAMING」のモデルながら、ネットワークコントローラには信頼性重視のIntelチップが採用されている |
なお、新型CPUとともに投入される予定となっているのは、「ENTHUSIAST GAMING」の「Z170A GAMING M7」と「Z170A GAMING M5」、「PERFORMANCE GAMING」の「Z170A GAMING PRO」「Z170A KRAIT GAMING」、さらに「PRO SERIES」の「Z170A PC MATE」を合わせた5モデル。ゲーミングマザーボードのベーシックモデル「ARSENAL GAMIG」は8月中の発売が予定されているほか、Mini-ITXモデルも用意されるとのこと。こちらも判明次第続報をお届けする予定だ。
“Skylake”とともに登場するMSIマザーボードは、全5モデルを予定。ちなみに会場の片隅にドンと鎮座していたのは、「GAMING SERIES」のマスコット“ラッキーくん”だ |
文: GDM編集部 絵踏 一
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社: http://jp.msi.com/