2015.09.02 11:39 更新
2015.09.02 取材
SK Hynix(本社:韓国)から、DDR4 SO-DIMMメモリが登場した。初のECC非サポートのアンバッファードタイプで、ラインナップは4GBモジュール「HMA451S6AFR8N-TFN0」と8GBモジュール「HMA41GS6AFR8N-TFN0」の2製品。パソコンショップアークで販売中だ。
DDR4 SO-DIMMは、次世代ノートPCのハイエンドモデルから採用される最新規格のメモリモジュール。動作電圧が1.2Vに下がり、DDR3と比べ消費電力が最大40%削減。これによりバッテリー駆動時間を延長する効果が期待できる。ただし、現時点でこのメモリに対応するノートPCは存在しない。
260Pin DDR4 SO-DIMMのECC非対応モデルは今回が初登場 |
登場したのは、DRAM製造メーカーでもあるSK hynixの純正品。動作クロックは2,133MHzで、レイテンシはCL15-15-15。パソコンショップアークによると「各種バリデーションや大手メーカーの検査基準を満たすために作られた、クオリティの高いバルク版メモリ」とのこと。
チップの製造だけでなくモジュール実装から検査まで一貫して行なった純正モデル。使いどころはないものの、SO-DIMMのDDR4化が本格的に始まったとみていいだろう |
DDR4 SO-DIMMは、Innodisk製のECC搭載タイプは流通しているが、こちらは小型サーバーやNAS組み込み向けのもの。今回登場した製品はアンバッファードタイプとなるため、価格も低く抑えられている。
文: GDM編集部 Tawashi
パソコンショップアーク: https://www.gdm.or.jp/shop/ark/
SK Hynix: http://www.skhynix.com/