2015.09.15 18:00 更新
2015.09.15 取材
Arctic(本社:スイス)のハイブリッドVGAクーラー「Accelero Hybrid III-140」シリーズ計6モデルの発売がオリオスペックで開始された。販売価格は税抜18,500円から税抜19,980円。
140mmラジエターと80mmファンを組み合わせた汎用VGAクーラー。VRMには専用のヒートシンクが用意され効率的な冷却が可能だ |
Arcticが展開している水冷・空冷ハイブリッドVGAクーラー「Accelero」シリーズの最新モデル、「Accelero Hybrid III-140」シリーズの発売がオリオスペックにて開始された。
パッケージには効率的な冷却ができる設置例が記載されている。実装するケースに合わせて参考にするといいだろう |
GPUコアの冷却には初めて140mmサイズの大型ラジエターを採用。VRMの冷却は80mmの静音ファンで行い、GPUごとに最適化したヒートシンクを実装することで、従来モデル「Accelero Hybrid II-120」と同等の騒音値を維持しつつ、GPU温度は最大14℃、VRM温度は最大19℃低下させることに成功した。
「Accelero Hybrid III-140」ではVRMやメモリの冷却にも力を入れており、基板全体の温度を下げることができる |
さらに基板裏面を冷却するメモリ用ヒートシンクも同梱。これによりGeForce GTX 980 TiやRadeon R9 390Xのような大容量メモリモデルの効率的な冷却が可能。基板自体の温度を下げる効果も期待でき、ハイエンドグラフィックスカードの製品寿命を伸ばすことができる。
ハイエンドGPU向けには独自VRMヒートシンクが付属する専用モデルが用意される |
冷却ファンのスペックはラジエター用が、外形寸法140×140×25mm、回転数380~1,350rpm(PWM制御)、VRM用が80×80×15mm、回転数600~2,000rpm(PWM制御)。ラジエターサイズはW140×D170×H55mm、ウォーターブロックのサイズはW70×D70×H28mm、メモリ用ヒートシンクがW91×D120×H12mm。なお製品ラインナップは以下の通り。
文: GDM編集部 Tawashi/GDM編集部 池西 樹
Arctic Cooling: http://www.arctic.ac/