2015.10.08 00:05 更新
2015.10.08 取材
中国に本社を置くディスプレイメーカーBOEブースでは、世界初を謳う「82型10K液晶ディスプレイ」を展示。今後普及が期待される8Kの一歩先を行くその解像度はまさに圧巻だ。
アスペクト比21:9のシネスコモデル。縦表示にすれば人をほぼ原寸大に表示できる |
中国に本社を置くディスプレイメーカーBOEブースでは、世界初を謳う「82型10K液晶ディスプレイ」が展示されていた。
アスペクト比21:9のシネスコモデルで、解像度は圧巻の10,240×4,320ドット。残念ながら入力ポートは専用となるため、そのままPCに接続することはできないが、グラフィックスカードメーカーなどとの調整を進め、なんとか汎用化したいとのこと。
水平視野角は広く、かなり横側から見ても色味が変わることはなかった |
その他判明しているスペックは輝度が350nat、色域はNTSC90%。発売時期については現在のところ未定で、当初は専用のメディアプレーヤーをセットにした、デジタルサイネージとしての出荷になる。
また同社ブースでは、世界最大となる「110型8K液晶ディスプレイ」や、透過型パネルを採用する「46型透過型インタラクティブ液晶ディスプレイ」、ホワイトボード機能付き「65型4Kマルチタッチ液晶ディスプレイ」などが参考出品されていたので、画像でまとめて紹介しておこう。
8Kモデルでは現行最高となる110型液晶ディスプレイ | |
冷蔵庫をイメージしたという透過型液晶ディスプレイのデモ。液晶面はタッチパネルになっており、食料品の注文やメモの追加、テレビの視聴などができる | |
「65型4Kマルチタッチ液晶ディスプレイ」。Windows 8.1とAndroid 4.3がプリインストールされており、インタラクティブな操作が可能だ |
文: GDM編集部 池西 樹
CEATEC JAPAN 2015: http://www.ceatec.com/ja/