2015.10.08 19:00 更新
2015.08.08 取材
昨年の「CEATEC JAPAN 2014」では、他者に先駆け8K液晶ディスプレイを展示したシャープ。今年は量産モデルとして85型8K液晶ディスプレイ「LV-85001」をお披露目、PCによる8K解像度のレンダリングデモを実施した。
8K液晶ディスプレイを積極的に展開するシャープが「CEATEC JAPAN 2015」に持ち込んだのが、85型8K液晶ディスプレイ「LV-85001」。高開口率 / 低消費電力のIGZOパネルを採用した製品で、分割駆動LEDバックライトを採用することで、約1,000nitの高輝度表示に対応。さらにBT.2020比78%の広色域表示をサポートし、原色に忠実な迫力のある映像表現ができる。
IGZOパネルを採用することで、高解像度・大画面ながらスリム化を実現。今後はさらなる大画面化に挑戦したいとのこと |
インターフェイスはHDMI×4、データは4枚の4K映像に分割して伝送され、本体で合成することで8K出力を実現。担当者によれば、すでにNVIDIA Quadroシリーズの上位モデルでは、この分割表示をサポートしており、「8K解像度による超高解像度レンダリングが可能」とのこと。
8K高解像度表示と約1,000nitの高輝度表示により、ディテールまではっきりと識別することができた |
主なスペックは、コントラスト比100,000:1、視野角左右176°。外形寸法は、W1,930×D173×H1,115mm、重量約100kg。受注は10月30日より開始され、価格は約1,600万円。
またNHK/JEITAブースでは、参考出展として様々なサイズの8Kディスプレイが展示されていたので画像にて簡単に紹介しておこう。
8K展示ブースの中央にはシャープ「LV-85001」が鎮座 | |
その他にも、9.6型、13.3型、17.8型、55型の8K液晶ディスプレイが展示されたいた |
文: GDM編集部 池西 樹
CEATEC JAPAN 2015: http://www.ceatec.com/ja/