2015.10.08 20:00 更新
2015.10.08 取材
株式会社バッファローは、「CEATEC 2015」に合わせてSeeQVault対応TransferJetアダプター「BSCRTQ01/V」を発表した。録画番組の手軽な持ち出しを可能にする注目のアイテムは11月より発売開始。
SeeQVaultに対応するTrasferJetアダプタ「BSCRTQ01/V」。将来的に登場するであろうタブレットに対応するため着脱式のゴム台を備える |
「BSCRTQ01/V」は、機器に関係なく自由に録画番組を移動できるコンテンツ保護技術、SeeQVaultに対応するTransferJetアダプター。
本体側面にはSeeQVault対応のmicroSDカードスロットを搭載 | レコーダーとはUSBにて接続する |
本体にはmicroSDカードスロットが実装され、対応レコーダーと接続しておけば、microSDカードに録画番組が保存可能。あとはTransferJet機能を搭載したスマートフォンをかざすだけで、録画データを転送できる。転送速度も高速で、1時間番組のコピーにかかる時間は1分30秒ほど。さらに煩わしい接続が不要なのも大きな特徴だ。
TransferJetに対応するため、本体の上に置くだけで通信が可能。30秒弱のデータなら一瞬で転送が完了する |
これまでSeeQVault規格は、レコーダーやTVの買い替えにともなうデータ移行を中心に利用されていたが、本製品を登場により、モバイル端末との簡単な連携を実現。現状では対応製品が限られている点はマイナス要素だが、年末から来年にかけて関連製品も充実してくるということなので、今後の進展に期待したい。
「BSCRTQ01/V」を使えば、HD画質の高画質動画をスマートフォンで手軽に楽しむことができる |
なお発売は11月中より開始され、価格は16GBのSeeQVault対応カード付きで税抜9,980円を予定しているとのこと。
現状では限られた機器間でしか利用できないが、今後対応製品が多数リリースされる予定 |
文: GDM編集部 池西 樹
CEATEC JAPAN 2015: http://www.ceatec.com/ja/