2015.10.09 21:07 更新
2015.10.09 取材
ディーピーティー株式会社は、複数のスマートフォンに保存されている音楽データを統合管理できるサーバーデバイス「19box」の最新プロトタイプを展示。来春発売を目指し鋭意開発を進めている注目のアイテムをチェックしておこう。
「19box」と各スマートフォンはWi-Fiで、オーディオデバイスとはBluetoothで接続。スマートフォンは4~5台までならほとんど遅延なく音楽の再生ができるとのこと |
「19box」は、複数のスマートフォンに保存されている音楽データを、すべての端末でシェアできるサーバーデバイス。その仕組みはこうだ。
スマートフォンと「19box」間はWi-Fiを経由して接続。複数スマートフォンに登録されているすべての音楽データを自動取得し、専用アプリに表示する。また「19box」とオーディオデバイスはBluetoothで接続され、選択された音楽データをスマートフォンからストリーミング再生するというもの。
カーエレクトロニクス技術展で展示したプロトタイプ(画像上)では、バッテリ容量を重視するあまりサイズが大きくなりすぎたとのこと | 前回の反省を生かし、今回は内蔵バッテリーを排除することで超小型化を実現している |
製品自体は今年1月の「第7回 カーエレクトロニクス技術展」で発表されたものと同じだが、今回はバッテリーを外部接続にすることで大幅なコンパクト化を実現している。ただし、バッテリーを内蔵するかどうかは現在も検討中のため、最終仕様では再び変更される可能性もあるとのこと。発売は来春予定で、価格は未定だ。
文: GDM編集部 池西 樹
CEATEC JAPAN 2015: http://www.ceatec.com/ja/