イベントでも大注目のオープンフレームケース「Core P5」初披露

Thermaltakeの日本向けSales&Marketingを担当するKarin Chu氏。日本語が堪能なため、通訳なしでセッションを進行	Thermaltakek国内正規代理店であるアスクの納谷氏。イベント初登場ながら実に分かり易いスムーズな解説だった

イベントは、Thermaltakeの日本向けSales&Marketingを担当するKarin Chu氏自ら、同社製のカスタム水冷フルキット「Pacific RL240 Water Cooling Kit」（型番：CL-W063-CA00BL-A）を使った組み立てを行うというもの。サポート＆解説役として、国内正規代理店アスクのThermaltake担当である納谷氏も加わり、カスタム水冷の組み立てポイント等が語られた。

必要機材の説明から始まるなど、水冷初心者にもわかりやすい丁寧な解説でスタート
組み立てセッションの合間には、水冷の仕組みやこれから登場予定の新製品紹介も行われた
重要ポイントはKarin氏の一言コメントとともに念押し。最後は冷却液を入れるところまでしっかりと実践された

エルミタ的に注目すべきは、先日のグローバルリリースでも注目を集めた壁掛けもできるアクリルパネル採用のオープンフレームケース「Core P5」（型番：CA-1E7-00M1WN-00）だろう。「COMPUTEX TAIPEI 2015」のThermaltakeブースにて披露されてからというもの、国内投入が待たれていたケースだ。

オープンフレームケース「Core P5」。設置方法は縦置き、横置きのほか、壁掛けにも対応する
サイドパネルには肉厚のアクリル版を備えるが、トップやリア部分は剥き出し状態

会場には、各種水冷パーツが組み込まれた「Core P5」の実機が展示。Thermaltakeとしても「Level 10以来の変わり種PCケース」という事で、来場者の注目を集めていた。

アスクによると、国内向けには11月中旬頃を目処に発売したいとのことで、予価は約18,000円程度で調整中。そのほか、詳細については10月1日付けリリースを参照していただきたい。

グラフィックスカード本体はないが、GeForce GTX 980 Ti専用ブロックが用意されていた	リア側のパネルを取り外すとシャドウベイが現れる。なお壁掛けの際は、大型液晶TV用のフックを流用するという

また、今年7月に発売された静音志向に特化したミドルタワーPCケース「Suppressor F51」シリーズ。その下位モデルに位置する「Suppressor F31」の存在も明らかになった。

未発表モデルながら、日本初公開となったもので、一貫した静音コンセプトはそのままに、外形寸法が「Suppressor F51」のW230×D577×H525mmから、W250×D515×H497mmへと小型化。日本市場向けにはやや大きいという意見もあった「Suppressor F51」だけに、一回りスリムになった「Suppressor F31」には注目だ。

「Suppressor」シリーズに兄弟モデル「Suppressor F31」が登場。価格はAntecの人気モデル「P100」を意識した設定となりそうだ

こちらの発売は11月上旬を予定。アスク担当者によると「F51（実売16,000円前後）よりは安くなる。挑戦的な価格設定にしたい」とのことで、登場を期待して待ちたい。

フロントドアはトップ、サイドパネルに至るまで、内側にはすべて遮音材を装着。トップ部のマグネット式防塵シートも健在

そのほか注目の新製品

「Suppressor」シリーズの末弟「F1」。Mini-ITX対応の小型キューブケースだが、すでに販売中のロングセラーモデル「Core V1」との棲み分けが課題
カスタム水冷フルキット「Pacific」シリーズに120mm / 140mmラジエターモデルが追加予定。予価は120mmモデルで税抜約15,000円、140mmmモデルで税抜約25,000円程度の予定だ	珍しいホワイトカラーのラジエターも準備中。同じくホワイトカラーのPCケースと相性がよさそうだ
近日登場予定のTt eSPORTS認定のブルースイッチを採用する「POSEIDON Z RGB（BLUE SWITCH EDITION）」。RGBイルミネーション機能を搭載する

文： GDM編集部 Tawashi
株式会社アスク： http://www.ask-corp.jp/
Thermaltake, Ltd.： http://jp.thermaltake.com/
ツクモパソコン本店： https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/