2015.10.16 12:05 更新
2015.10.16 取材
マイクロン ジャパン株式会社(本社:東京都港区)は2015年10月15日、都内でプレス向け新製品発表会を開催。日本市場への取り組みやブランド紹介を実施。併せてレキサーブランドの最新フラッシュ製品を発表した。
発表会のため来日したマイクロン米国本社の製品担当役員。左からマイクロンCPG ワールドワイドセールス担当副社長のブラッド・アンダーソン氏、SSD担当ディレクターのロバート・ウィードン氏、DRAM担当ディレクターのジム・ジャーディン氏、レキサー担当副社長のウェス・ブリューワー氏 |
冒頭、登壇したマイクロンCPG ワールドワイドセールス担当副社長 ブラッド・アンダーソン氏は、2013年のエルピーダメモリ買収以降、日本市場へ積極的に投資を続けている点をアピール。今や、ワールドワイドで認められているMicronブランドだが、日本でもSSD市場で売上TOP3に輝くなど、「日本のユーザーに常にコミットしたいと」と考えている成果が確実に出つつある点を強調した。
マイクロン製品全体の概要解説を行った、マイクロンCPG ワールドワイドセールス担当副社長 ブラッド・アンダーソン氏。われわれは“NAND”を知っているため、さまざまな製品を提供できるとしていた | |
ワールドワイドだけではなく、近年は日本市場でも成功している点をアピールしていた |
続いて登場したマイクロンCPG SSD担当ディレクターのロバート・ウィードン氏は、国内市場で好調なセールスを記録しているSATA3.0(6Gbps)対応SSD「MX200」「BX100」シリーズを紹介。残念ながら具体的な新モデル発表はなかったが、「今後数週間以内に、新モデルの話題を提供する事ができるだろう」とコメント。間もなく新モデルが投入されることを予告した。
マイクロンCPG SSD担当ディレクターのロバート・ウィードン氏いわく「Intelと共同開発している3D XPointは、SSDやDRAM問わず、どのような形で製品化できるかを模索している段階」と語っていた | |
DRAM担当ディレクターのジム・ジャーディン氏はホワイトPCB+ヒートスプレッダを採用する「Ballistix Sport LT」の発売を予告。DDR4-2400対応の製品として日本でも発売される予定だ |
ややアップデートに乏しい内容となった中、トピックとなったのがレキサーブランドから登場した世界最速のXQDカード「Lexar Professional 2933x XQD 2.0」など最新フラッシュ製品の正式発表だ。
マイクロンCPG レキサー担当副社長のウェス・ブリューワー氏より発表されたフラッシュカードの最新モデル |
注目は、今年2月より発売が開始された「Professional 2000x SDHC/SDXC UHS-II」の128GBモデル。UHS-IIスピードクラス3に準拠したモデルとしては初の容量128GBとなる製品だ。UHS-II対応のカードリーダーが必須となり、転送速度は読込300MB/sec、書込260MB/secを実現する。米国では販売中のため、数週間以内に日本への出荷も開始される。
カードリーダーとセットで販売される「Professional 2000x SDHC/SDXC UHS-II」。SanDiskや東芝からは64GBモデルが登場しているが、128GBモデルはレキサーがはじめて |
また、USB 3.0コネクタを備えたUSBメモリ「JumpDrive M20」シリーズも発表。USB Type-CコネクタとUSB 3.0コネクタを備えた「Lexar JumpDrive M20c」は、転送速度読込150MB/sec、書込60MB/sec。
LightningコネクタとUSB 3.0コネクタを備えた「Lexar JumpDrive M20i」は、転送速度読込95MB/sec、書込20MB/sec(Lightning接続時は転送速度読込15MB/sec)。App Storeから無料のファイル管理アプリ「JumpDrive」をダウンロードして連携すれば、ドライブを接続するだけでファイルをバックアップできる。そのほか詳細は15日付けリリースを参照のこと。
USB 3.0対応の新作USBメモリ「JumpDrive M20」シリーズ | |
「Lexar JumpDrive M20c」(左)と「Lexar JumpDrive M20i」(右)がラインナップ。近日中に日本でも販売が始まる |
文: GDM編集部 Tawashi
マイクロン ジャパン株式会社(レキサーブランド): http://jp.micron.com/