2015.11.08 16:12 更新
2015.11.08 取材
秋葉原で長く愛された昭和の食事処、天ぷら「三幸」が明日11月9日(月)をもって閉店する事がわかった。店舗には閉店の貼り紙が掲げられている。
昭和30年創業の老舗、天ぷらの「三幸」が11月9日(月)をもって閉店することになった。場所は中央通りから神田明神下に向かい、5月20日に店舗営業を終了した「チチブデンキ」を右折。「キッチンジロー 外神田店」の隣で、昭和の雰囲気漂う店構えは多くの人が目にしていることだろう。
江戸前天ぷらをはじめ、新鮮なお刺身やフライ、さらに鰻まで、旬の食材を使った老舗の料理は、秋葉原の業界関係者だけでなく、地方からの来店者も多いと聞く。
ちなみに日曜日最後の営業となった本日の昼の定食メニューは、 「黒むつ、金目鯛,真鯛」刺盛(1,200円)、 「変りメンチ、海老メンチ」フライ盛合せ(900円)、 「てんぷら定食・天丼」(各900円)。雨の中、開店前から店舗閉店を聞きつけた人たちで行列ができ、盛況のうちに完売となったようだ。
天ぷらはもとより、メンチも人気メニューだった「三幸」は、明日9日に閉店する |
店舗に掲げられた貼り紙によると、「住居移転につき」と記されている。詳細は不明ながら、またどこかで営業が再開される日がくるのかもしれない。
文: GDM編集部 松枝 清顕