2015.11.10 00:01 更新
2015.11.10 取材
こんなスマホやあんなタブレットをちぎっては投げ。なんと半年足らずで40台以上を使い倒すという、筋金入りのスマホオタクがお気に入りの端末をアレコレ語る「ギークの殿堂」。今回の主役は、色んなモデルを試した先に巡りあった“最高のスマートウォッチ”こと、Motorolaの「Moto 360」だ。
どうもこんにちは、モバイルならおまかせなイオシス アキバ中央通店スタッフの太田です。マニアの視点からスマホやタブレットをご紹介していくこのコーナー、今回はこの「Moto 360」を紹介させてください。以前「Xperia Z4 Tablet」の回でスマートウォッチが欲しい的な話をしていましたが、あの後すぐに買ったのがコレです。これまで色んなモデルを試しては手放して・・・を繰り返してきたスマートウォッチ、ついに最高のモデルに巡りあいました。
最近は「Apple Watch」のおかげで一般にも名前が知られるようになったスマートウォッチですが、ちょっと前まではかなり微妙なデバイスでした。性能的にも未成熟で機能といえばほぼ通知のみ、それならスマホを直接見た方が早いですよね?それに時計のように毎日身に付けるツールを頻繁に充電しなきゃいけない、正直まったく流行らないと思っていたんです。
ところがSIMが入る多機能モデルの「Gear S」を使ってみて、ちょっとイメージが変わります。単体で通話もできてLINEもメールも読めて、ブラウジングまでできてしまう!・・・でもさすがにウォッチの画面でテキスト入力は厳しすぎますし、色んなことができても、結局使いにくくて外してしまいました。見た目もデカいブレスレットか何かみたいで、デザインもアレでしたしね(笑)。
Samsungの「Gear S」には可能性を感じたけれど、やっぱりウォッチの画面でアレコレやるのはキツイ!ところが今のAndroid Wearウォッチは、ボイスコントロールに対応するスグレモノ。通知を受け取るだけでなく、音声で返信できてしまう |
話が脱線しちゃいましたが、その点でAndroid Wear搭載の「Moto 360」は一味違います。スマホの通知を送ってくれるのはもちろん、音声入力で返信もできるんですよ。“OK,Google”と声をかければ、LINEもメールも声だけで返信OK。テキスト入力よりずっと効率的です。音声入力も初期からは変換能力がスゴく進化していて、小さい声でもちゃんと聞き取ってくれるんです。“オケグ(OK,Google)”でも反応してくれましたし(笑)、十分実用レベルに達していると思います。
それとさらに機能的な話をすると、マップが圧倒的に進化しました。そもそもこれまでは日本の地図に非対応が当たり前でしたが、そこはさすがGoogleのOS。もちろん行き先は、音声でお手軽に入力ですね。
そしてスマートウォッチを身に付ける上で、当然“見た目”はかなり重要な要素になると思います。もともと時計を着けている場所を奪うワケですから、「ロレックスを外してまで使いたいか?」と考えてしまうでしょう。その点で革新的な円形ディスプレイを引っさげ登場した「Moto 360」は、デザインの原点がクラシカルな腕時計!一見すると普通の時計なので、身に付けるのに抵抗がありません。シーンに合わせてフェイスを変えれば、カッチリした場所にも着けていけます。デジタルを匂わせない雰囲気が、逆に好印象な気がしますね。
購入したモデルはメタルバンドモデルだが、バンド部分は一般の腕時計のものに交換可能。Qiによるワイヤレス充電に対応したモデルでもあり、製品にはスタンド状になる充電器も付属する。ちなみにバッテリーは丸2日もつので、毎日充電に追われる心配はないようだ | |
技適の電磁表示にも対応し、国内利用はまったく問題なし。後継の「2nd Gen」モデルは、正式に日本でも発売されるようだ |
そんな具合で身につけてもうすぐ1ヶ月、すっかりこの「Moto 360」が気に入ってしまいました。もともと発売時から気になっていたモデルではあったんですが・・・つい最近に技適が通ったというニュースもあり、ついでに値下げもしたので(笑)、思わず買ってしまったというワケです。どのメーカーのスマホも大画面傾向ですし、今後はこうしたスマートウォッチを使う人も増えてくるかもしれませんね。
文: GDM編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/