2015.11.12 03:49 更新
2015.11.12 取材
ASUS JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区)は2015年11月11日、秋葉原にて新製品発表会「ASUS Zensation」を開催。「ZenFone」シリーズ最大級となる、6インチのSIMフリースマートフォン「ZenFone 2 Laser(ZE601KL)」を披露した。第2世代のスマートウォッチも同時に登場、またもや日本のモバイル市場を騒がせるニューカマーがやってきた。
国内市場におけるSIMフリースマホ販売実績No,1を達成した、ASUSが新たな注目機種「ZenFone 2 Laser(ZE601KL)」を発表。6インチの大画面ディスプレイを採用する、ミドルレンジのSIMフリーファブレットだ |
2014年の10月に「ZenFone」が日本上陸を果たしてから、およそ1周年というタイミングに登場したのが「ZenFone 2 Laser(ZE601KL)」だ。シリーズのエントリーモデルにあたる「ZenFone 2 Laser(ZE500KL)」のバリエーションで、6インチの大画面ディスプレイを搭載した“ファブレット”。看板機能のカメラ性能はそのままに、大画面化とさらなるスペックアップを実現した新たな注目モデルだ。
従来の5インチモデルから大画面化するとともに、スペックを強化。背面ボディもヘアライン加工が施された新デザインになり、高級感もアップした。なおOSはAndroid 5.0.2を搭載、大画面でも片手操作可能な「ZenMotion」にも対応する | |
サイドボタンを排除して、トップとリアにボタンを実装するお馴染みのレイアウト。モデル名の由来になっている、レーザーオートフォーカス対応の高性能カメラは健在だ |
ディスプレイ解像度がHD(1,280×720ドット)からフルHD(1,920×1,080ドット)へとアップしているほか、搭載スペックが一回り強化。クアッドコア+2GBメモリだった従来モデルから、プロセッサがオクタコアのSnapdragon S616、メモリ3GBへとアップグレードされている。
最大の特長だったカメラ機能は健在で、最速0.2秒フォーカスが可能なレーザーオートフォーカス対応、F値2.0の明るいレンズを採用した1,300万画素カメラを搭載。5マグネットスピーカー×2による、約95dBの大出力が可能なスピーカーも備える。
カラーは、グレー、レッド、ゴールドの3色をラインナップ。市場想定売価税抜41,800円のミドルレンジモデルで、11月13日から発売開始。詳細については、こちらのリリースに目を通しておこう。
LTEに対応するデュアルSIM仕様。3色のバリエーションをラインナップする | |
会場では、5インチ版「ZenFone 2 Laser(ZE500KL)」と、強力インカメラ搭載モデル「ZenFone Selfie(ZD551KL)」の新色も同時に発表された |
初代「ZenWatch」に続く第2世代モデルのスマートウォッチ「ZenWatch 2」も同時デビュー。カスタマイズ性やファッション性を向上させた、バリエーション豊かなウォッチになった |
Android Wearを搭載する、ASUS第2世代のスマートウォッチ「ZenWatch 2」も同時に発表された。最大の特長はバリエーションの拡大で、49mmサイズの「WI501Q」シリーズと45mmサイズ「WI502Q」シリーズの2モデルをラインナップ。デザインもブラッシュアップされ、カスタマイズ性とファッション性に優れたスマートウォッチとして販売される。
ケースサイズは49mと45mmの2タイプを用意。腕時計ライクなデザインコンセプトはそのまま、ボトムにあった物理ボタンが実用性を考慮してサイドに移動した |
ワンタッチで取り外し可能なバンドは、メタルに本革、スポーツタイプを用意。複数のカラーを組み合わせた“着せ替え”が可能なほか、一般的な腕時計用のバンド(幅:22mm / 18mm)を使用することもできる。
また、ASUS独自の「ZenWatch Mnager」による豊富なフェイスカスタマイズにも対応。文字盤や秒針といった基本レイアウトのほか、マスコットや任意の文字列を配置したりといった、多彩な設定項目で自分だけのウォッチを作り上げることができる。
そのほか、特筆すべき機能としてバッテリーライフが約1.5倍に強化。最大で1日半ほど使用できるほか、約36分で50%の充電が完了する急速充電にも対応した。
豊富なカスタマイズ要素が「ZenWatch 2」最大の魅力。複数の純正バンドに飽きたらない場合は、一般のバンドに交換可能。さらにフェイスも多彩なカスタマイズに対応している |
市場想定売価は、メタルバンドモデル(49mm / 45mm)が税抜36,800円、本革バンドモデル(49mm / 45mm)が税抜29,800円。それぞれ11月13日以降に順次発売がスタートする。
ディスプレイ一体型PC「Zen AiO」が新たに「Zen」ファミリーに加わった。同様の製品としてはASUS初、Skylake世代のCore i7やGeForec GTX 960Mを搭載するハイエンドモデルも用意される |
また、会場には意外な新製品も登場。「ZenBook」「ZenFone」「ZenWatch」「ZenPad」に続く、ASUS「Zen」シリーズ初の一体型PC「Zen AiO」が披露された。23.8インチモデル1機種と21.5インチモデル2機種をラインナップする。
最上位モデルは4K解像度(3,840×2,160ドット)に対応する23.8インチディスプレイを採用。Core i7-6700TとGeForec GTX 960Mを搭載し、DDR4 8GBメモリ、1TB HDDなどを実装する。
国内仕様モデルが間に合わずタッチアンドトライは行われなかったものの、来月上旬には登場予定。市場想定売価は税抜99,800円~223,900円。詳細はこちらのリリースをチェックしておこう。
ヘアライン仕上げを採用した、スタイリッシュな“プレミアムパソコン”。「人という字をイメージした」というスタンドはじめ、デザインコンセプトにはASUSらしさが盛り込まれている |
文: GDM編集部 絵踏 一
ASUS JAPAN株式会社: http://www.asus.com/jp/