2015.12.14 00:00 更新
2015.12.14 取材
ひょっとしたら最近はPCよりも付き合う時間が長いかもしれない、スマートフォン(やその他ガジェット)に密着するコーナー「オレスマホ」。今回は、ヤマダ電機から国内最速で発売されたWindows 10 Mobileスマートフォン「Every Phone」が登場します。「人柱のつもりで」買ったというパソコンハウス東映のSさん、はたしてその使い勝手のほどは?
長らくWindows Phone系とは縁がなかった日本ですが、Windows 10 Mobile世代になって潮目が変わりましたね。先月末から搭載モデルがバタバタッと発売されて、後続のモデルもいくつかリリースされています。その中で最速がヤマダ電機からというのはビックリでしたが(笑)、早速“人柱”のつもりで買ってみました。アキバのお店を見渡しても、この「Every Phone」を持ってる人はあまりいないんじゃないかな・・・と思っていたりします。
デスクトップからタブレットまで、色んな端末にWindows 10を入れまくっているというSさん。次はスマホもWindows 10を使おうということで、ヤマダ電機から最速で発売された「Every Phone」をゲット。ちなみに同氏のWindows 10端末の壁紙は、ほとんど乃木坂46の橋本奈々未さんらしい |
そもそもWindows 10が使いやすくて気に入ってまして、デスクトップからノート、タブレットと、あれこれインストールしまくっていたんです。そこで最後はスマホだろうと。でも何でこのスマホなの?と言われれば、発売中のモデルで一番スペックがマシだったからなんです。他のはだいたいSnapdragon 200系にメモリ1GB、ストレージも8GB程度とローエンド級。でもコレはSnapdragon 410にメモリ2GB、ストレージも32GB積んでいるミドルレンジスマホで、スペックが一回りいいんですよ。もちろんコスパを抜きにした、スペックだけの話ではあるんですけどね。
壁紙の全画面表示はもちろん、Windows 10 Mobileになってスタート画面もカスタマイズの幅が広がりました。お気に入りのアプリをクリップで固定したり、タイルの大きさも自由に変えられるぞ | |
そしてWindows系のデバイスだけに、Officeがシームレスに動くのがグッド!Microsoft アカウントで管理されているため、他のWindows端末とも簡単にデータを共有できる |
まだ使い始めではありますが、やっぱりWindows端末だけにOfficeが使えるのは便利。Microsoft アカウントで紐付けされているので、ファイルやテキストの端末間共有も「OneDrive」で簡単です。アプリが少ないとは言われますが、SNS系ならたいてい揃ってるし、正直そこまでの不自由は感じていません。マップも国内向けに対応してますし、意外にゲームもあれこれダウンロードできたり。今はAndroidで使っていたアプリを探して、あれこれ試しているところです。
ただ期待ハズレだったのは、容量がデカいExcelが開けないことですよ。おそらくスペックの問題なんだと思うんですが、マクロとか長い数式が組んであるファイルを読んでくれない。仕事用のファイルがスマホで編集できるぞ、という考えはちょっと甘かったかな。
まぁ何はともあれ、Windows 10 Mobileは面白いですよ。デスクトップをそのまま凝縮したような感じで、Microsoftの純正アプリがそのまま動くのは素晴らしいと思います。あとはこの端末の話ですが・・・ちょっと39,800円(税抜)っていうお値段は高めかなと。来月には似たようなスペックの「KATANA 02」がFREETELから19,800円(税抜)で発売されるので、早まったかなと(笑)。個人的には、MicrosoftのLumiaスマホが日本向けに出てくれるのがベストなんですが・・・どうなんでしょうね。
実はケースが売っていないこのスマホ、苦肉の策(?)としてiPhone 6 Plusのケースにねじ込んで使っています。ひとまず現状は「Galaxy J」がメイン機で、「Every Phone」はiPhone 5と一緒にWi-Fi端末として運用中 |
文: GDM編集部 絵踏 一
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